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●「忍び外伝」● ★ 朝日時代小説大賞 |
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2013年10月
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織田信雄の伊賀攻めに始まり、最後は信長の本能寺の変にまで至るのですが、ストーリィが複雑に入り組み過ぎていて、すっきり読めないというのが難点。 主人公は、伊賀・百地家に属する下人の石川文吾衛門。 何故そうした設定が必要だったのか。凝り過ぎ、と感じざるを得ません。 |
●「完全なる首長竜の日」● ★ 「このミステリーがすごい!」大賞 |
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2012年01月
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「このミス」大賞作品。特に読む予定はなかったのですが、ちょうど目の前に借りられる状態で置かれていたので、折角だから借りて読んだ、という次第。 女性漫画家の和淳美と、自殺未遂が原因で植物状態になった弟の浩市。最新科学の「SCインターフェース」技術を通じて、淳美は意識不明の浩市と会話を交わすことができる、というのが本ストーリィの鍵。 当然最後には全てが明らかになる訳ですが、同じような想定のストーリィ、どこかで読んだ気がするなぁ。そう珍しいものではない、という印象。 なお、表題の首長竜=プレシオサウルスは、姉弟が初めて会う祖父のために描いた絵。 |