井戸川射子(いどがわ・いこ)作品のページ


1987年生、関西学院大学社会学部卒。2018年第一詩集「する、されるユートピア」を私家版にて発行。19年同詩集にて第24回中原中也賞を受賞。21年初の小説作品「ここはとても速い川」を刊行。

 


                   

「ここはとても速い川 ★★


ここはとても速い川

2021年05月
講談社

(1650円+税)


2021/07/11


amazon.co.jp

「ここはとても速い川」
児童養護施設で暮らす、小学五年生の

彼の楽しみは、1歳下の女子
ひじりと、近くの淀川にいる亀を見に行くこと。
集たちの送る日々と心模様が細やかに描き出している中篇。
子どもの心は単純と思われがちですが、大人と変わらず、場合によっては大人よりもっと深く、繊細なのかもしれないと感じさせられます。

「膨張」
小説第一作、とのこと。
“アドレスホッパー”の一人である女性=津高あんりが主人公。
以前こうした人たちがいることはニュースで知っていましたが、この言葉自体は認識していませんでした。
アドレスホッパーとは、定住する家を持たずに移動しながら生活する人々や生き方、とのこと。
本篇の主人公は塾の講師で、ゲストハウス等々を転々としながら生活しています。
こうした暮らし方なのかと新たに認識した思いですが、人間関係は普通の人とやはり変わらない、いやむしろ難しいかも。


ここはとても速い川/膨張

        


   

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