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●「アルプスの少女ハイジ」● ★★★ 第1部:“Heidi's Lehr-und Wanderjahre”(ハイジの修行時代と旅の時代) 第2部:“Heidi kann brauchen,was es gelernt hat”(ハイジは習ったことを使うことができる) |
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第1部 1880年 改版第7版
2000/03/09
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子供の頃から何度も読み返し、ストーリィの細部まで覚えこんでしまったような物語ですけれど、改めてきちんと読み直すと、それなりに新たな楽しさがあります。 本作品が書かれた当初は、ハイジが山に戻り、アルムおじさんが再び教会に通うようになるところまでの物語だったそうです。その後、読者からの要望に応えて続編が書かれた訳ですが、作者の息子は続編を執筆に批判的だったとか。作品の完成度はともかくとして、ハイジのような主人公と少しでも長く付き合いたいというのは、読者として当然の願いですから、現在のような長編になったのは嬉しいことです。 ※仏訳を手がけたトリッテンによるハイジの後日物語あり。 |
●高橋健二著・「アルプスの少女ハイジとともに」● ★★ |
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1972年10月刊
1984/10/14 |
本書は、「ハイジ」の原作者であるヨハンナ・シュピーリの伝記です。
高橋さんの語り口は優しく、ていねいで、気持ちよく読める一冊です。 |