リチャード・P・エヴァンズ作品のページ


Richard Paul Evans  米国・ソルトレークシティで代理店に勤めていた時に2人の娘のために書いた本作品の評判が知人間で良く、自費出版したところ、ベストセラーとなる。

 


   

●「クリスマス・ボックス」● 
 
原題:"The Christmas Box"      訳:笹野洋子

  

 
1993年発表

1995年12月
講談社刊

(1200円+税)

2005年11月
講談社文庫化

2003/12/07

2人の娘ジェナとアリソンのために書いたクリスマス・ストーリィ、ということです。
新しい仕事のため故郷のソルトレーク・シティに戻った、リチャードケリー、そして4歳の娘ジェナという3人家族。
狭いアパートを嘆いていたら、大きな屋敷に住む老婦人が、食事の世話と簡単な家事をしてくれる住み込みの夫婦を求めている、という新聞広告を見つけます。
さっそくそのヴィクトリア朝の古い館に引っ越した3人ですが、その老婦人メアリーが求めていたのは、手伝いではなく、一緒に団欒を過ごす家族だったらしい。
そして、その館の屋根裏には、古いクリスマス・ボックス(クリスマスの道具をしまっておく箱)が置かれていた。

そんな4人のクリスマスが近づき、老婦人の抱えていた秘密が明らかになっていきます。
人と人との繋がりの大切さを語った、とてもシンプルなクリスマス・ストーリィ。
鍵となるのは、メアリーがリチャードに訊ねた「この世で最初のクリスマスの贈り物はなんだったか?」ということ。

 


   

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