イワン・ツルゲーネフ 同時に思い出すのは二葉亭四迷・神西清の名訳 1818−1883
| 書 名 | 出版 | 読了 | ひとこと | 
| 猟人日記1852 | 新潮文庫 | 1972 | ロシア民衆を題材にした短篇集。その香りの良さにかつて酔いしれました。ただ綺麗すぎるところが逆に非現実的なのかもしれません | 
| ルーヂン1855 | 岩波文庫 | 1976 | 才気溢れる知性の持ち主ルーヂンの創造は見事。ただ彼は言葉のみで、行動することのできない人間だった。当時のロシア社会の問題点を指摘した作品 | 
| 貴族の巣 | 角川文庫 | 1971 | いかにもロシア文学的な、はかない恋愛小説。リーザはロシア文学を代表する女主人公のひとりと言われていた筈 | 
| はつ恋1860 | 新潮文庫 | 1971 | 自伝的な哀愁に充ちた作品。ドミニク・サンダ主演の映画も観たし、忘れ難い作品です | 
| 片恋・ファウスト | 新潮文庫 | 1972 | まずまず | 
| その前夜1860 | 岩波文庫 | 1975 | ロシアに登場した革命的精神の前兆を描いた作品。ロシア女性が自ら行動しだす姿が印象的 | 
| 父と子1862 | 新潮文庫 | 1970 | 代表的作品。ニヒリスト(虚無主義者)の登場を、親子という二世代の対立を主筋に描く | 
| けむり1867 | 河出世界文学全集 | 1973 | 読み易いが、とくにどうということもない作品 | 
| 処女地 | 岩波文庫 | 1976 | ナロードニキ運動(人民の中へ)にを若い男女を中心に描く。運動についてつっこみ不足の印象あり | 
| 春の水1872 | 岩波文庫 | 1991 | 作者らしい甘い感傷的な作品。 | 
| ハムレットとドン・キホーテ | 岩波文庫 | 1976 | 面白く読んだ評論。「ハムレット」「ドン・キホーテ」を楽しむにも一助となること請け合い | 
| 散文詩 | 岩波文庫 | 
 | 買ったまま未読です(^^;) |