ニコライ・ゴーゴリ 愉快でリアルな傑作戯曲を生み出した作家 (1809-1852)
※以下は河出書房新社版“ゴーゴリ全集”により紹介させていただきます m(_ _)m
巻 |
表 題(収録作品) |
読書 |
ひとこと |
1 |
ガンツ・キュヘリガールテン1829 |
1978 |
後者は、ロシアの民話や伝承話を題材にした8短篇。素朴さに引かれるところもありますが、ゴーゴリらしいユーモアやリアルさが欠如していて物足りなさが残ります |
2 |
ミールゴロド1835 |
1978 |
4編の中短編。上記に比べるといずれも、哀愁感、迫真性等優ります。「タラス・ブーリバ」はユル・ブリンナー主演で映画化された故に印象深い |
3 |
中編小説1835他 ネフスキイ大通り・鼻・肖像画・外套・幌馬車・狂人日記・ローマ |
1978 |
「ネフスキイ大通り」は大通りの礼讃で始まり、騙されるなという忠告で終わります。都会への辛辣なユーモアかもしれない。「鼻」はドストエフスキイの「鰐」の手本ともなったユニークこの上ない名作。「肖像画」は迫力に充ちた恐ろしい作品。 |
4 |
戯 曲1836他 検察官・結婚・賭博師・実務家の朝・裁判沙汰・下男部屋・断片・芝居のはね |
1978 |
シェイクスピアに比較すると肩が凝らない。モリエールは人間のもつおかしさを戯曲にしたが、ゴーゴリ作品にあるのは人間への愛情であり、讃歌。 |
5 |
死せる魂第一部 1842 |
1973 |
ロシアの地主たちの様子を生き生きと描き出した大作。この作品の主題は、作者が師事していたプーシキンから譲られたものです |
6 |
死せる魂第二部1855 |
1973 |
上記作品の続編。作者が原稿を焼却したものの、鞄の中に残っていて焼却を免れた原稿からまとめられたもの。 |
7 |
書 簡 |
1981 |
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ゴーゴリ全集 1976年9月刊行開始 |
●副読本● |
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アンリ・トロワイヤ |
ゴーゴリ伝 |
中央公論社 |
1983 |