アレクサンドル・デュマ 「三銃士」「モンテ・クリスト伯」は永い愛読書 1802-70

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ダルタニャン物語 全11巻 講談社文庫版  復刊情報(下部)

講談社版「ダルタニャン物語」は、モリエール全集と並ぶ仏文学者・鈴木力衛氏の偉業で、同氏は本書の訳業(1968年)により1969年第6回日本翻訳文化賞を受賞しています。文庫版は1975年1〜12月の刊行。

01.友を選ばば三銃士1844 講談社文庫 1967
1975
「三銃士」1844
児童向け「三銃士」の後原作どおりの訳書を読んだのは1967年角川文庫2巻でした。当時ダルタニャンの女たらし振りに驚愕したものです。
02.妖婦ミレディーの秘密 講談社文庫 1967
1975
03.我は王軍、友は叛軍 講談社文庫 1975 続編「二十年後」1845
ルイ13世・リシュリュー枢機卿死去後、アンヌ・ドートリッシュが摂政、マザランが宰相という時代。ダルタニャンは銃士隊副隊長。ダルタニャンはポルトスと組んで一旗挙げようとするが、アトス・アラミスと敵味方に別れる。やがて4人は再び集結し、英国チャールズ一世救出に活躍する。ミレディーの息子が復讐鬼として登場。
04.謎の修道僧 講談社文庫 1975
05.復讐鬼 講談社文庫 1975
06.将軍と二つの影 講談社文庫 1975 続々編「ブラジュロンヌ子爵−十年後−1851
ルイ14世の親政が始まり、華麗な統治時代へと続く時代を背景にした、壮大な歴史絵巻。アトスの息子ブラジュロンヌ子爵が重要な役割を担っています。有名な「鉄仮面」はこの物語の一部ですが、角川文庫ではこの部分だけ単独で出版されていました。
本書でアトス、ポルトスが死に、最後ダルタニャンが元帥杖を握り、「アトス、ポルトスよ、また会おうぜ!・・・アラミスよ、永遠にさようなら!」と言いつつ息絶える場面は忘れ難い感動が残ります。
07.ノートル・ダムの居酒屋 講談社文庫 1975
08.華麗なる饗宴 講談社文庫 1975
09.三つの恋の物語 講談社文庫 1975
10.鉄仮面 講談社文庫 1967
1975
11.剣よ、さらば 講談社文庫 1975
モンテ・クリスト伯 1〜5 1845 新庄嘉章訳 講談社文庫
講談社世界文学全集(2巻)
1967
1976
児童向け「巌窟王」を経て原作どおりの訳書を読んだのは、1967年角川文庫版全6巻でした。現在は講談社版世界文学全集2巻が蔵書です。
エドモン・ダンテスによる最後の言葉、「待て、そして希望を持て!」は大好きな言葉
黒いチューリップ 創元推理文庫 1971 フランス革命下、黒いチューリップの育成をめぐり、陰謀と恋が絡み合う波瀾の物語
王妃マルゴ 文芸春秋
河出文庫・上下

未読

 

    

※ 「ダルタニャン物語」復刊情報

復刊ドットコム(株)ブッキングにて「ダルタニャン物語」全11巻が2001年復刊。講談社版鈴木力衛訳。各巻 2,000円、全巻計22,000円。

 

〔 副読本 〕

  佐藤賢一 「ダルタニャンの生涯−史実の「三銃士」−」(岩波新書)

〔 種 本 〕

  サンドラス「デュマ“ダルタニャン物語”外伝・恋愛血風録」(ブッキング)

〔 派生本 〕

  佐藤賢一 「二人のガスコン」(講談社)

  藤本ひとみ「新三銃士−ダルタニャンとミラディー」(講談社文庫)

  荒山 徹 「友を選ばば」(講談社)

 


    

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