日時:1998年10月25日(日)14:00〜17:00ころ
場所:東京大学駒場キャンパス 14号館407教室
- 井の頭線、駒場東大前下車。西口より坂下門を入り徒歩3分。
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発表者:磯田和秀 (成城大学大学院)
題目:善隣協会と大陸政策
- 1934年、内モンゴルと日本との友好関係発展のため、東京に財団法人・善隣協会が設立されました。当時内モンゴルでは中国から独立しようとする動きがあり、日本ではそれを支援していました。そうした状況で、善隣協会は主に調査・出版・教育・医療といった啓蒙活動を行ってきましたが、予備役中将を理事長に迎えるなど、陸軍や政府の思惑とも深く関わっていました。本発表ではそうした事情とは対照的に無縁な一般の職員と、大陸政策とがどのような関係にあったのかを探ります。「落伍民族の救済」の使命のもと、彼らはどのように日本のモンゴルに対する支配の欲望に「抵抗」していったのでしょうか
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