日時:1998年9月13日(日)14:00〜17:00ころ
場所:東京大学駒場キャンパス 14号館407教室
- 井の頭線、駒場東大前下車。西口より坂下門を入り徒歩3分。
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発表者:劉正愛(東京大学大学院修士課程修了)
題目:満族の形成過程とエスニシティ
- 「満洲(マンジュ)」という言葉は、日本では地名として認識されていますが、歴史的には満珠、曼珠と並んでジュセン(諸申)の代わりに、ある人々の集団を指すものでした。彼らは様々な歴史過程を経て、現在では満族と呼ばれていますが、本発表では、歴史的視点から満族が一つの民族範疇として実体化されていくプロセスに触れながら、発表者のフィールドワークに基づいて現代における満族のエスニシティ、特に言語・文化的な側面でいわゆる「満族らしさ」がない満族のアイデンティティの拠り所はどこにあるのか、という点に焦点を当てて報告していただきます。
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