日時:7月10日(日) 13:00〜17:30
会場:武蔵大学(教授研究棟1階 01−B会議室)
西武池袋線 江古田駅 徒歩約6分
地下鉄有楽町線・副都心線 新桜台駅 徒歩約5分
地下鉄大江戸線 新江古田駅 徒歩約7分
現地へのアクセスについては、こちらをご覧ください。
交通案内(Copyright (c) Musashi University)
趣旨
仙人の会は、1981年に、当時在京の諸大学において人類学を中心に、歴史学、民俗学、文学、考古学、言語学、人文地理学等の分野から新たな中国研究を目指していた大学院生たちによって結成されました。以来、所属大学や研究分野を超え、緩やかで熱い研究討論の場として、日本の中国研究の中に一定の足跡を印してきました。本年は、その発足以来、まる30周年目の節目に当たりますので、ここに記念のシンポジウムを企画することとなりました。
当然のことながら、30年の間には多くの変化があり、結成当時からの「老仙人」に加え、多くの若手の「仙人」たちが研究者として育って参りました。また何より、研究対象としての中国そのものが経済発展の中で大きな変貌を遂げ、それと連動してわれわれ研究者の側の問題関心や中国へのまなざしの中にも明らかな変化を生じさせています。
仙人の会草創期の1980年代の研究関心や視座については、アカデミア出版会刊の『文化人類学』5号・8号の特集号に顕著に述べられているところですが、こうした草創期と比較して現在のわれわれの立ち位置はどのあたりにあるのか、すなわち、当時の研究展望は何処まで実現できたのか、そしてどのような新たな研究の方向性が開けつつあるのかを問うことは有益であろうと思われます。同時に、仙人の会という研究の場が、中国を研究対象とする隣接学問、ひいては中国以外をフィールドとする人類学や歴史学に対して、いかなる貢献ができたか、あるいは今後なすべきかについて、検証してみることもまた有意義なことかと考えます。こうしたことがらについて、30周年の節目に皆で語りあってみようというのが、今回のシンポジウムの趣旨です。
予定プログラム(敬称略)
話題提供(川野明正、川口幸大、藤野陽平、各30分)
各話題へのコメント(未定、15分ずつ3名)
総合討論(60 〜 90分程度)
※シンポジウム終了後、懇親会を予定しております。