2023年 仙人の会5月例会


日時:5月21日(日) 14:00~18:00

場所:法政大学92年館(大学院棟)2階201教室
 JR中央線・地下鉄南北線飯田橋あるいは市ヶ谷駅または  JR中央線・地下鉄南北線/有楽町線/東西線飯田橋駅下車、徒歩約10分


Googleマップ用QRコード

発表者:施 堯(し ぎょう・東京大学総合文化研究科文化人類学研究室・博士後期課程)

発表題目
現代都市社会における神歌の再文脈化:沖縄県那覇市の首里クェーナ保存会を事例として  

発表要旨
 近代以降、神女組織の破壊や社会情勢の変化により、沖縄の神歌は一時的に途絶える危機に瀕していた。それと同時に、山内盛彬をはじめとする学者たちが神歌の記録と研究を行ったことで、神歌は脱文脈化しつつ、再文脈化の可能性を残された。現代沖縄においては、首里クェーナ保存会を代表とする保存会メンバーたちが日常の練習や出演活動を通じて、歴史文脈の中の神歌と積極的に対話を行っている。また、演出上のニーズに応じて神歌の表現法を創造的に行い、自身の内面における神歌への感覚に焦点を当てながら、学界や政界、教育界などのアクターと連携•交渉を重ねることで、神歌の再文脈化を共に構築していく。


※ 当日はお茶代として200円いただきます。
例会終了後には、会場近くで懇親会を開催いたします。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。