発表者:城尾 ふみ子氏 (シカゴ大学東アジア言語文明学部博士課程 博士候補生)
日時:7月26日(日) 14:00〜18:00ごろ
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 研究棟地下1階 第一会議室
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都営地下鉄大江戸線 赤羽橋駅下車、徒歩8分
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※ 4・5・6月で使用した会場の建物とは異なります。ご注意ください。
発表題目
女性をめぐる祭祀と幽霊‐寧波・湖心寺の歴史と瞿佑の「牡丹燈記」
要旨
本発表では瞿佑(1347-1433)の志怪小説集『剪燈新話』の中の一篇である「牡丹燈記
」の寧波における流布と同話の舞台となった寧波湖心寺の歴史を辿ることで、明清中国
における女性の祭祀の位置づけや志怪小説が土着化するプロセスなどを検証する。
主な論点として、1)袁家と湖心寺の関係について。特に明代末期に湖心寺を巡って起こさ
れた裁判に注目し、仏道に帰依した袁家の姉妹をめぐる祭祀がその裁判においてどのよ
うに扱われたのか考察する。2)湖心寺と廃墟のイメージについて。3)地元文献にお
ける「牡丹燈記」の変容。寧波の文人たちによって編纂された書物の中で同話がどのよ
うに変化し、地元の伝承として認識されていくようになったのかその過程を検討する。
※例会終了後には、会場近くで懇親会を予定しております。
本会では9月以降の発表希望者を募集しております。
発表者には懇親会費無料の特典つき。
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