発表者:孫潔氏(東北大学環境科学研究科博士後期課程)
日時:12月14日(日) 14:00〜18:00ごろ
場所: 東京大学駒場キャンパス18号館2階院生作業室(京王井の頭線 駒場東大前駅下車)
(当日は入り口が施錠されておりますので、遅れてお越しの際は恐れ入りますが入り口横に幹事携帯電話番号を張り出しておきますのでそちらまでお知らせください。)
交通:京王井の頭線 駒場東大前駅下車
(JR山手線渋谷駅/小田急線下北沢駅/京王線明大前駅より京王井の頭線乗換)
駒場アクセスマップ
発表題目
観光イメージの構築をめぐる表象主体の多様性に関する研究―中国雲南省元陽県における「撮影の旅」を例として
要旨
観光イメージの構築に関する先行研究は主に二つに分けられる。一つは観光を商品として扱う視点であり、観光イメージの生産/消費や、
「文化の商品化」をめぐる分析が行われている。もう一つは観光からみた文化表象の創造、構築と変容という体系的な知識から、観光を
めぐる文化表象の政治性と操作性について検討する研究である。これらの研究は、観光イメージの研究において経済的な側面と社会的・
文化的な側面に焦点を当てて、複合的な性格を持つ観光事象の姿を提示してきた。これまでの研究の多くは、観光イメージを構築する
には、政府、観光業者、民族知識人、地元住民など、複数の表象主体が関与していることを明らかにした。しかし、その際、観光活動の
行為者である観光者の存在を無視してきた。
本研究では、中国雲南省紅河ハニ族イ族自治州に属する元陽県における「撮影の旅」を取上げ、写真という表象装置をもち、棚田の写真
を撮影するために訪れてきたカメラマンを例として扱う。それにより、従来イメージの受け手とされていた観光者が観光イメージを表象
する主体となっている様相を示す。さらに彼らの撮影する行為、撮影した写真が、いかに観光イメージの構築及び伝達に関与し、また他の
表象主体に影響を与えているのかを考察する。すなわち、棚田をめぐる観光イメージの構築に関わっている政府、民族知識人、地元住民、
観光者など異なる主体の実践を包括的に明らかにすることを目的としている。
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2008年度仙人の会忘年会のご案内
今年度も残すところあと僅かとなりました。
毎年恒例ではございますが、仙人の会では
12月14日の例会後に忘年会を開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしています!
日時:12月14日(日)例会終了後18:30〜
場所:隠れ野渋谷店
住所:渋谷区道玄坂1-7-1 第1渋観ビルB1〜B2
電話:03-3462-9339
会費:4000円程度
忘年会参加ご希望の方は、恐れ入りますが人数把握の必要上
12月10日までに幹事のメールアドレス、
sennnin.no.kai@gmail.com(←@を半角にしてください)
までお申し込みください。
忘年会からの参加も歓迎いたします!
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発表希望または例会についての問い合わせは幹事までお願いします。
仙人の会 幹事(メーリングリスト管理者)08年度幹事 稲澤 努・娜荷芽(ナヒヤ)
sennin.no.kai@gmail.com(←@を半角にしてください)