発表者:横田浩一氏(首都大学東京大学院人文科学研究科博士後期課程)
日時:5月18日(日) 14:00〜18:00ごろ
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3
駒場キャンパス18号館
※注意:当日は入り口が施錠されておりますので、
お越しの際は恐れ入りますが
入り口脇のインタホンで内線48726までお知らせください。
交通:京王井の頭線 駒場東大前駅下車
(JR山手線渋谷駅/小田急線下北沢駅/京王線明大前駅より京王井の頭線乗換)
駒場アクセスマップ
発表題目
「民族政策と民族カテゴリーの生成―中国朝鮮族のエスニシティを事例として―」
要旨
本発表では、中国朝鮮族(以下、朝鮮族)のエスニシティ生成過程を、主に民族政策の側面から通時的に考察することを目的とする。
人類学における朝鮮族研究では、同時代の朝鮮族のエスニシティを分析した研究が大半を占め、歴史を通じていかにして朝鮮族としての
アイデンティティが形成されてきたかを考察したものはほとんど見られない。
そこで本発表では、朝鮮族の母体となる在中・在満朝鮮人のエスニシティを、中華民国・満洲国の民族政策と朝鮮人側の対応から検討する。
事例を通して、国民国家の成立とそれに付随する明確な国境の線引き、国家帰属の単一化といった国家による管理・統制が朝鮮族という
民族カテゴリーにもたらした意味内容の変化を明らかにしたい。
※例会終了後には、会場近くで懇親会を予定しております。
発表希望または例会についての問い合わせは幹事までお願いします。
仙人の会 幹事(メーリングリスト管理者)08年度幹事 稲澤 努・娜荷芽(ナヒヤ)
sennin.no.kai@gmail.com(←@を半角にしてください)