発表者:原尻英樹氏(静岡大学)
日時:1月13日(土) 14:00〜18:00ごろ
場所:日本大学文理学部1号館127教室(京王線下高井戸駅、桜上水駅下車徒歩8分)
http://www.chs.nihon-u.ac.jp/index-con/info_f.html
交通機関については、こちらをご覧ください。
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※1月例会は、日大文理学部にて土曜日に開催します。
通常の例会とは、曜日と会場が異なりますのでお間違えのないようにお願いいたします。
発表題目
海域研究の方法とフィールドワーク:済州島と壱岐島の事例より
要旨
拙論2006年10月「済州島(韓国)と壱岐島(日本)との宗教観念の比較:海域におけるコミュニケーション可能な文化」『アジア遊学No.92 世界のコリアン特集』勉誠出版のサマリーにおいて、以下のように記述した:「本論文は、足掛け10年以上にわたるフィールドワークに基づき、特に、人々の生活の核になる宗教観念に焦点をおいて、記述・分析したものである。壱岐島のお堂と済州島のダン(堂)を比較することで、我々は、アニミズム、シャーマニズムに基づく宗教観念が、海域におけるコミュニケーション可能な文化であることを理解することができる」
本発表は、この論文で記述・分析している、済州島と壱岐島を事例として、海域研究の方法とフィールドワークについて論じる。出席者には、上記論文と、できれば、拙著2006年3月『フィールドワーク教育入門:コミュニケーション力の育成』玉川大学出版部に書かれてある、発表者による海域研究の足がかりについての記述を、前もってお読みになっておくことをお薦めする。まだ、Methodologyレヴェルまでには至っていないので、Methodレヴェルの議論であるが、今後の海域研究の方向性についての実りあるディスカッションの端緒になれば、幸いである。
懇親会
例会終了後には、会場近くで懇親会を予定しております。懇親会だけの出席も大・大・大歓迎です。
懇親会のみの出席者は幹事の清水 qingshui@chs.nihon-u.ac.jp までご連絡ください。
なお当会では発表者を随時募集しております。発表者には懇親会費無料の特典つき。
発表希望または例会についての問い合わせ等は幹事の清水享(qingshui@chs.nihon-u.ac.jp)もしくは片岡樹(tatsuki821@yahoo.co.jp)までお知らせ下さい。