2006年 仙人の会12月例会発表&忘年会


日時:12月17日(日) 14:00−18:00頃まで

場所:法政大学 92年館(大学院棟) 6階601号教室

   http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campusmap/ichigaya-c.gif
 JR中央線・地下鉄南北線飯田橋あるいは市ヶ谷下車、徒歩約10分
 交通機関については、こちらをご覧ください。
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1)14:00〜16:00頃
発表者:呉 天泰 氏
(台湾東華大学「族群関係と文化研究所」所長、教授。アメリカオハイオ大学人類学博士。主な研究:台湾先住民研究、先住民教育問題、教育人類学など。2006.8〜2007.3都立大学客員研究員。呉氏は台湾の大学で教育人類学の講義を開いた第一人者。)

発表題目 
民族と文化の再構築―台湾原住民族学院について

要旨
 多文化・多民族社会で構成される台湾では、民族研究と多文化教育は当面の重要な課題となっている。特に台湾原住民は、原住民教育における主体性の保持と、言語文化の伝承・民族の発展を要求してきた。2001年国立東華大学に民族関係文化研究所の主導の下、民族の名を冠した初めての原住民民族学院が創立された。本発表は原住民族教育と多文化教育の発展についてその事例を紹介し、原住民教育の状況を明らかにする。

2)16:00〜18:00頃
発表者:蕭 放 氏
(北京師範大学「民俗文献文字研究室センター民俗研究室」主任、民俗学専攻教授。民俗学専攻博士(博士論文「荊楚歳時記研究」)。主要な研究テーマ:歳時研究、民俗と時間など。2006.11.1〜2007.1.31関西学院大学COE海外客員教授。鍾敬文氏に師事。)

発表題目 
春節(正月)の慣習と歳時の通過儀式

要旨
 要旨: 春節は中国の伝統的な年中行事として、幾つかの民俗的な要素から構成している。 人々は春節を新旧時間の転換時期と見なし、春節の民俗の深層に民衆の時間意識を潜めている。年中行事の通過儀式に三つの儀式――時空浄化・年越しと制限期間・新年を迎える――が含まれ、三つの特徴――人と自然の共同通過・集団通過・世俗と神聖の融合――を示している。

どちらの発表も中国語で行う予定ですが、日本語の通訳がつきます。

忘年会
 例会終了後には、会場近くで懇親会を兼ねた今年の忘年会を予定しております。
 会場は法政大学92年館の東側にある「東方街(03-5228-9225)」という中華料理店で行います。
 忘年会からの出席も大・大・大歓迎です。
 忘年会のみの出席者は事前に幹事の清水 qingshui@chs.nihon-u.ac.jp までご連絡ください。

 なお当会では発表者を随時募集しております。発表者には懇親会費無料の特典つき。
 発表希望または例会についての問い合わせ等は幹事の清水享(qingshui@chs.nihon-u.ac.jp)もしくは片岡樹(tatsuki821@yahoo.co.jp)までお知らせ下さい。