2006年 仙人の会11月例会発表


発表者:西川和孝氏(中央大学大学院文学研究科東洋史専攻博士後期課程)

日時:11月26日(日) 14:00−18:00頃まで

場所:法政大学 92年館(大学院棟) 6階601号教室

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 JR中央線・地下鉄南北線飯田橋あるいは市ヶ谷下車、徒歩約10分
 交通機関については、こちらをご覧ください。
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発表題目 
雲南省紅河哈尼族彝族自治州元陽県一帯における19世紀の漢人流入と生態環境の変化―窩泥(ハニ)人高羅衣の蜂起を通して―

要旨
 清代半ば、新大陸からの玉蜀黍や馬鈴薯等の新作物の流入に伴い、全中国規模で人口増大が起こった。この結果、周辺地域に多くの漢人が流入し、周辺の地域社会では様々な変化が生じた。
 本発表では、19世紀初頭、雲南省南方の紅河流域に位置する現在の元陽県一帯で起きた(ハニ)人高羅衣による蜂起を事例として取り上げ、この事件の背景にある漢人流入、漢人と土着民との軋轢、人口増加に伴う新田開発等の生態環境の変化に着目し、こうした要因がどのように関連し合い、最終的に高羅衣の蜂起に至ったかを明らかにしたい。

例会終了後には、会場近くで懇親会を予定しております。
 なお当会では発表者を随時募集しております。発表者には懇親会費無料の特典つき。
 発表希望または例会についての問い合わせ等は幹事の清水享(qingshui@chs.nihon-u.ac.jp)もしくは片岡樹(tatsuki821@yahoo.co.jp)までお知らせ下さい。