2005年 仙人の会11月例会発表


発表者:斉光 氏(筑波大学大学院 人文社会科学研究科 博士前期課程)

日時:11月20日(日) 14:00−18:00頃まで

場所:法政大学 市ヶ谷キャンパス 大学院棟 (お堀の外側の校舎になります) 601号教室

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 JR中央線・地下鉄南北線飯田橋あるいは市ヶ谷下車、徒歩約10分
 交通機関については、こちらをご覧ください。
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発表題目 
「康煕朝後半、清朝のチベット進出におけるアラシャン=オーロトの役割 」

要旨
 満州族王朝の清朝とモンゴル族は緊密な政治的・軍事的同盟関係にあった。ところが、従来の研究はモンゴル族の反清的な活動を取り上げる「反乱史」の観点から論じられることが多く、清朝服属後のモンゴル族の動向、及び清朝政権に対する貢献・役割については俎上に上ることがなかった。本発表は、17世紀末期に帰順したアラシャン(阿拉善)部モンゴル族が、18世紀初頭における清朝の対西北(チベット・青海ホシュート・ジューン=ガル)政策、特にチベット進出において果たした役割を考察する。