発表者:中村みどり 氏 (早稲田大学兼任講師)
日時:2月20日(日) 14:00−18:00頃まで(18:00より懇親会)
場所:法政大学 市ヶ谷キャンパス 大学院棟 (お堀の外側の校舎になります)
601号教室
http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campusmap/ichigaya-c.gif
JR中央線飯田橋あるいは市ヶ谷下車、徒歩約10分
交通機関については、こちらをご覧ください。
http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campusmap/020407ichigaya.gif
発表題目
「中国文学における「日本女性」の物語」
要旨
1900年代から30年代にかけて中国の文学作品の中では日本女性が登場し、多くの場合その性が語られるようになる。これらの作品の語りからは、日清戦争以後逆転した日中の力関係に圧迫を感じながら、日本と自国を眺め返す語り手の屈折した視線が浮きあがってくる。不肖生『留東外史』(1916)などいくつかの作品を取り上げ、語る者、語られる者(日本女性)、読む者との間を行き交う国家、性にまつわるまなざしについて考察したい。