発表者:金 美花 氏(一橋大学大学院)
日時:5月30日(日) 15:00−18:00頃まで
場所:新橋亭(しんきょうてい)・新館
JR新橋駅日比谷口 徒歩3分 会場地図 http://r.gnavi.co.jp/g074100/map1.htm
発表題目
「満洲国」期間島における朝鮮人の土地問題と教育問題」
要旨
本報告では、満洲国期間島における朝鮮人の土地問題と教育問題の実態を延吉県楊城村の事例を中心に検証する。間島朝鮮人の移住と定着過程には日本の植民地支配、民族問題が複雑に関連しているだけでなく、経済格差による階級問題も存在した。経済格差によって、子どもの教育機会は平等ではなかった。間島朝鮮人の子どもの教育と家庭の経済状況はどう関係し、子どもをとりまく教育環境はどう変化し、それは子どもの教育にどう影響したか、また、間島で行われた自作農創定と集団部落建設は朝鮮人の移住と定着においてどんな意味をもっていたかを考察する。