日時:2002年 3月31日(日)14:00〜17:00ころ
場所:法政大学92年館(大学院棟)6階601号室
- JR中央線、地下鉄飯田橋駅あるいは市ヶ谷駅下車。外堀通り沿い(下の地図を参照)
発表者:広池 真一 (東京大学大学院人文社会系宗教学宗教史学専門分野博士課程)
題目:中国の共産主義における「宗教」概念
――1960年代牙含章による議論を中心に
- 非西欧圏においては、「宗教」は外来の言葉であり、近代国家のルールに巻き込
まれていく中でとりいれられた語彙の一つだが、西欧のものさしで一元的に世界を分
節化することが広まったとのみいうことはできない。むしろ、「宗教」の語は様々な
文脈の中で異なる意味を与えられ、それを使用する多様なポジションの中で変化し続
けてきたといってよいだろう。中国における「宗教」とは何かをめぐる1963年から
1965年までの議論をとりあげることで、この問題を考えていきたい。
前のページにもどる