○悦楽商店街

○陶磁器販売・ギャラリー

・陶 宙(ソラ)(東急東横線・学芸大学 03-3791-4334)

若手作家の作品を廉価で提供している。奇をてらったものはなく、あくまで普段使い出来る物をという店主のコンセプトで集められており、なかなか魅力のあるものが揃っている。抹茶碗が3千円、黄瀬戸の銅鑼鉢が1万以下と驚異の価格、それでいて某茶道具屋のいかにも稽古用とは一線を画している。

・備前 長縄(東急東横線・学芸大学 03-3792-3969)

織部や志野も置くようになったが、メインはあくまで備前。こじんまりとした民芸調の店内で焼締めの器が一層映える。

 

・陶木美(東急東横線・自由が丘 03-3721-2040)

品揃えがバラエティーに富み、リーズナブルである。ぐい飲みなど小品も多く買いやすい。陶磁器の他、漆器も多く扱っている。店主の星野氏はなかなかのアイデアマンで若手作家と理想的なコミュニケーションを保ち”使えるもの”を生み出している。現在は次なる展開を控え、事務所にて仮営業中。

 

・クラフトぎゃるりー陶樹(とうき)(東急東横線・自由が丘 03-5706-4251)

週替わりでギャラリーで個展が開かれ、常備されている品々も自分の趣味に近いもの(瀬戸・美濃のもの、品のよい色絵のものなど)がある。価格もリーズナブル。現在は陶芸教室を併設。

 

・備前焼ギャラリー青山(南青山 03-3797-4039)

かの中島誠之助の店”からくさ”もある南青山骨董通りに軒を並べる一店。その名の通りメインは備前焼。最近の備前は穴窯の特徴を生かした”火だすき”が多いらしい。他にも唐津や美濃の物も扱っている。ちなみに私は志野のぐいのみを買った。しばし、陶器談義に花が咲く。茶の湯にまで話題は及び、やはり男がやらないとお茶はダメになるし、焼き物の世界にも進歩がないというところで意見が一致した。

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・黒田陶苑(渋谷・地下鉄ビル1F)

老舗中の老舗。かつては魯山人とも縁があり、表のショーケースにはその作品も並ぶ。優れた作品が多く、お金があれば通いたい店。

 

・箱義(はこよし)桐箱店(上野 03-3831-6619)

桐箱専門の箱屋さん。立派な自社ビルを持っていることにまず驚かされる。店内には多くのサイズが揃っている。1番上等なのが四方桟箱。それでも製造販売元だけあって意外に安い。茶碗を持っていけばそれに合う箱を見立ててくれ、高さが高ければその場でつめてくれる。営業は平日の他に第1、3土曜。

 

・白木屋(03-3429-5553)

月に1回1週間、自由が丘は富士銀行前の貸しギャラリーで即売をしている。軽度のキズもの(釉薬のかかりがいまいちといった)ながら手描きのものなどかなり安い。”たち吉”ブランドで売っているものが3、4割引程度で買える。きちんと糸底に紙ヤスリをかけてくれるのも気持ちのよいサービス。

 

・益田屋(本店・大久保 渋谷東急プラザ4Fに支店有)

茶道具屋。年末など3、4割引きになるセールがあり、稽古道具を揃えるには最適。

 

 ※陶磁器は都内のデパートなども丹念に回ると結構いいものを見つけることが出来る。一般の食器売場の他、大概は最上階にある美術品関連の売場も必見。作家の展示即売などよく開催されている。ただし値段が高めなのは否めない。

 

○男の道具

・鞄・タニザワ(銀座 03-3567-7551 各所に支店有)

創業120年を超える老舗。オリジナルのダレスバックや旅行鞄で有名。平成天皇が皇太子の頃此処の旅行鞄を愛用した。私は120周年記念限定発売の豚皮ダレスバックを使用している。実はこの鞄、酔った上で電車の中に置き忘れてなくすという失態を犯してしまった。その後、事情を話したら、既に完売していたものの新たに作ってくれたのだ。さすが老舗の心意気と感じ入って愛用している。

・万年筆・モンブランNO.146 NO.149

店ではないが愛用品の紹介。いわずと知れた万年筆の逸品。146の方が細身で携帯に便利。149は多くの作家先生の御用達。ペン先は極細と中字を使用。細字の方はもう8年程使い込み、筆癖になじんだ。もう手放せない。ワープロ、パソコン全盛にあってもこういう道具は失いたくないものだ。

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