○和食
○居酒屋・その他
・さかえや(高田馬場他)
白濁した出汁の水炊きが名物。地鶏を使った様々な料理が堪能できる。日本酒も豊富。
・道玄(渋谷・道玄坂)
沖縄料理の店。豊富な泡盛でアグー豚料理の数々を堪能出来る。
・東府屋(新宿)
阿波尾鶏と主に能登を中心とした魚介を素材に、リーズナブルな商品を提供。味は特筆するほどではないが十分及第点。気軽に使える一店。
・文福(武蔵小杉)
高座豚、大山鶏を使った串焼きは廉価ながら素材の確かさが分かる美味しさ。メニューには無いが日本酒、焼酎が豊富。是非、“奥播磨”の斗瓶取りを飲んでみてください。まさに“斗瓶”で出てくる限定酒。
・築地とときち(新宿)
新宿末広亭の隣、魚介と日本酒が豊富。お酒は利き酒をさせてくれてからの注文が可能。
・加帆礼(蒲田)
素材にこだわった料理は奇をてらわず、まっとうで、“マニアック”過ぎない酒の品揃えとあいまって美味しいもん好きにはたまらないお店。
ちなみにこのお店や“大政小政”、“川島”、“串駒”、“赤鬼”らが構成する“酒ばやし”グループには個性的で魅力ある店が集う。
・ニュー信州(渋谷)
昭和を感じさせる店内には客の活気が満ちている。日本酒、焼酎は破格、料理は店名に違わず山の物が豊富、一方、刺身もそれなりに揃っている。気の置けない仲間内の飲み会に良し。
・大政小政(東中野)
日本酒をこよなく愛す店主が一人営むこだわりの店。揃える酒は基本的に生原酒。1本1本の特性を捉え、あるものは一定期間寝かせ、あるものは燗をつけて、最も飲み頃で提供する。食事との相性、飲むべき順番など、すべての酒の味を把握しているからこそのアドバイスは貴重。一見取っつきにくい店主ではあるが、まずは素直にオススメに従うのが、この店の正しい楽しみ方だろう。
・十徳(新宿・渋谷他)
訪れたのは渋谷店。昔ながらの居酒屋風情に料理もオーソドックスな品揃えながら味はまずまず。日本酒が豊富で廉価で提供。
・酒洛(高田馬場)
奇をてらわない居酒屋料理に豊富な日本酒、焼酎が手頃な価格で楽しめる。
・樽一(新宿・歌舞伎町)
三陸の魚介に鯨料理の数々、酒は浦霞全種類の他、全国の地酒が豊富。価格もリーズナブルで、店内は活気に溢れている。
・さかな 幸(こう)(代々木上原)
女性店主が一人で営む(魚屋の父親が刺身のみ時間帯?で手伝っている)、カウンター8席の小店。通り側の一角では、日中魚屋をやっているとのこと。自慢の刺身は、可もなく不可もなくだが、本わさびがうれしい。酒は、ほぼ全銘柄、純米無濾過生原酒で揃えている。古酒の扱いも多い。酒の酸の強さに合わせるためか、料理は創作系が多いが、もっとシンプルな料理が食べてみたい気もする。接客はいたって清楚で、余計な事は言わないが、それがかえって居心地の良い空間を醸している。深夜1時まで営業。
・真菜板(高田馬場)
銘酒居酒屋として有名な店。確かに日本酒の品揃えは良く、オススメで出してもらった酒も自分の好みに合った。造りのしっかりした酒に合わせるためか、料理には味噌やチーズを使ったものが多い。店が狭いのは仕方ないとして、調理場内の客に見える範囲は、もう少し小綺麗に出来ないものだろうか。テレビも要らない。
・炭火焼 金田中・円相(新宿東口)
料亭“金田中”が手がける、いわゆるダイニングスタイルの店。メインの料理は炭火焼きだが、日本料理らしい季節の一品料理も織り交ぜられ、雰囲気を考えればまあ妥当な価格帯。
・吟吟(大森)
店主厳選の日本酒がワンショット480円均一とリーズナブル。十四代などの稀少酒も同価格で提供する特別日がある。メニュー数は決して多くないが、鮮魚や確かな腕前の料理に満足。
・鳥竹 円山店(渋谷・円山町)
靴を脱いで上がると、一面テーブルが並ぶ座敷、奥にカウンターがある。料理は値段、ボリュームはまずまずだが、品切れが多く(平日9時)選択が寂しい。常連客が多いようだが、一見客には接客対応が今ひとつ、居心地が著しく悪かった。
・とみ廣(渋谷・桜ヶ丘)
ビルの地下2階まで下りると、外の喧噪とは別世界の“居酒屋空間”が。大皿料理と魚料理が中心。野菜の煮物は、角が立ち、野菜それぞれの持ち味が味わえる。魚はとびきり上等とは言わないまでも、鮮度の良い物が刺身、焼き物、煮付けで楽しめる。日本酒も豊富。
・日本橋亭(渋谷・道玄坂他)
京のおばんざいや出来たての掬い豆冨、名古屋コーチン、日替わり鮮魚と、素材重視の奇をてらわない料理がうれしい。チェーン店ながら料理には手作り感があり、美味しい。締めには寿司や丼が充実、うどんは稲庭と讃岐の中間のような味わいで、酒の後にはもってこい。
・稲田屋(新宿西口店他)
鳥取・米子の蔵元、稲田本店が直営する居酒屋チェーン。酒良し、料理良しだが、チェーン店としてのサービス、オペレーションに難あり、これからに期待したい。締めの蕎麦は今ひとつだが、本わさび一本付け、そば湯付きで及第点。
・つくしのこ(東急新玉川線・池尻大橋 東口)
04.08の感想
ホール担当の息子さんは、各々の日本酒の特徴を熟知しており、冷やより常温が良いとなれば、黙ってグラスを温めて酒を常温に戻す。もう少し温めた方が良い場合はその旨客に伝えてくれ、飲んでる途中でも燗付けしてくれる。料理の味付けも甘いだけではなかった、まあ、家庭料理の域には違いないが。常連客には酒蔵関連、マスコミ関連が多いようだ。日曜、祝日休。
04.07の感想
メニューには100種程の日本酒が並ぶ。ウイスキーでも飲むようなロックグラスに並々1合注がれる酒は、600円前後が中心と確かに安い。他では見ないような限定酒もある。色々飲みたい口には5勺で半額というのも可。愛想は今ひとつ、料理は家庭料理の域を出ない(砂糖を使って甘めの味付け)し、店内も相当汚れた感があるが、気にならなければ、日本酒好きにはたまらないだろう。
・昆ぶ家(新宿3丁目)
末広亭の隣、地鶏と讃岐うどんの店。薩摩地鶏のもも焼きは旨味十分、那須鶏の唐揚げも美味い。日本酒の品揃えもそこそこ、面白いのは酒類を頼む毎にお通しが一品(珍味各種・無料)付くこと。締めのうどんも悪くない。
・鈴傳(虎ノ門)
四谷の酒屋“鈴傳”(こちらには立ち飲みコーナーがある)直営の銘酒居酒屋。ビール会社協賛のグラスに並々と注がれる日本酒は、高い物でも650円と破格。約60種の品揃えが素晴らしい。ちなみに“十四代・本丸”は500円!冷蔵庫に保管している酒が注がれてくると常温なのは、ポリシーがあってのことか?長テーブルに丸イスが並べられ、雰囲気も料理も大衆居酒屋然だが、日本経済を支えるサラリーマンの原動力の一つと言ったら、言い過ぎだろうか。
・鳥小屋(東急東横線・自由が丘)
日本酒の品揃えが豊富で、料理も美味しい。入口で靴を脱ぎスリッパに履き替えるのが、知り合いの家にでも来たようでくつろげる。駅からちょっと遠めだが、その分ご近所の常連には都合がよいのかも。いちげんの客には一見とっつきにくいおかみも、慣れると親しみが湧いてくる。
・半兵ヱ(渋谷他)
薄利多売を掲げる居酒屋チェーン。確かに100円以下の商品も多数、安いことは安いが量、質を考えると妥当。内装、BGMに加え、“ボンカレー”や“ソフト麺”、“永谷園のお茶漬け”とかのメニューで、ノスタルジックな気分に浸るのは悪くない。
・こなから(大塚・JR北口)
産地にこだわった素材に手を加え、完成度の高い一品に仕立てている。料理と酒がバランス良く楽しめる店。大塚という場所柄もあってか、ご近所の常連さんといった風のお客で賑わう。ちなみに”こなから”とは二合五勺の事、転じて美味しく楽しめる適量ということか。
・串駒(大塚・JR北口)
銘酒居酒屋の老舗だが、気取りがなく、落ち着いて楽しめる。チェーサーは仕込水を一升瓶毎ドンッと置いてくれる。豆乳から作るという”出来たて温豆腐”は豆の甘さが濃厚に広がって絶品。店主、おかみの人柄もウリの一つか。
・円山茶屋さくら(渋谷・円山町)
吟醸酒取扱発祥の店として知られる店。日本酒は200種に及ぶ取り揃えだが、料理はお通しとして出される5品の大皿料理を含めて10品程。締めのご飯は食べ放題。
・赤鬼(東急新玉川線・三軒茶屋)
豊富な日本酒をリーズナブルに堪能出来る。カウンター(禁煙)の他、テーブル、座敷と様々なシチュエーションで利用出来る。
・酒縁 川島(東急目黒線・武蔵小山)
カウンターのみの小さな店ながら、日本酒好きが集い、濃密な世界を作り上げている。黙々と調理にいそしむ店主、柔らかい物腰で接客をするおかみ、風貌からトークまで”マニアック”な感がある酒担当者、と不思議な魅力のある店。生麩、SPF豚といったこだわりの食材で酒を引き立てる。チェイサーは各酒蔵の仕込水を提供。
・やきとり さいとう(東急目黒線・奥沢駅前)
”やきとり”とあるが、モツ焼きの店。炭で焼いた串はなかなかイケる。レバー刺しを頼むと串に刺したものがそのまま出てくる。オール100円の明朗会計。瓶ビールは数社、お酒もグレードは高くないが数種置いてあり、燗のつけ具合が絶妙。日曜定休。
・雛鳥焼鳥 鳥やす(高田馬場)
串は種類豊富でリーズナブル(注文は2本単位)、小鉢も300円からと常に混み合うのも納得。2種類ある”煮込み”をお見逃し無く。本店、支店の他”串鐵”、”力”の姉妹店あり。
・梅の花
”湯葉と豆腐の店”。チェーン店ながら懐石料理(茶懐石ではない)を気軽に味わえる。季節のランチを試したのだが、十分楽しめた。豆腐は濃厚というよりあっさり優しい味で、全体にホッと出来る味わい。サービスもなかなか。”宴会”ではなく”会食”向けの良店です。
・ROBATA CUISINE JYU(中目黒店・他)
新鮮な魚介類がカジュアルな雰囲気で堪能出来る居酒屋チェーン。
・北の味紀行と地酒 北海道(新宿アイランドタワー店・他)
厳選した食材を決して奇をてらうことなくその持ち味を生かしたシンプルな料理で楽しませてくれる。日本酒も豊富。居酒屋チェーンの中では出色。
・笹周(西池袋)
囲炉裏や手あぶりがあり、歴史を感じさせる佇まい。真鴨の串焼でジビエの野趣を堪能。
・七輪亭(渋谷 桜丘町・他)
リーズナブルな価格で炭火焼が堪能出来る。魚介類の鮮度もなかなか。惜しむらくは日本酒の品揃えがいまいち。
・枡屋(中野・中野ブロードウエイ手前右入る)
松坂牛のステーキやすき焼きなら食わせる店が多々ある中で、そのレバーやハツを売りにしている希有な店。”レバーの店”と大書きされた提灯が目印の串焼き屋。刺身も良いが、串焼きがお勧め。レアに焼いたレバーはステーキに劣らないうまさ。牛のみならず、豚類も良い。12時まで営業(ラストオーダー11時)なのもうれしい。日曜定休。
・トリビー(渋谷・東急百貨店奥)
深夜まで営業している洋風居酒屋。冬限定の殻付き生牡蠣は1つ200円で好きな数だけ注文出来る。大振りで濃厚な味わいはなかなか余所ではお目にかかれない。
・魚真(渋谷・東急百貨店本店前)
魚屋直営だけあって新鮮かつ安く魚介類が楽しめる。今風の内装で客層も若い。待つこと必至。
・魚や一心(東急東横線・自由が丘)
日本酒の品揃えが豊富。遊び感覚で利き酒に挑戦出来る。酒肴も時季のものが入れ替わりである。深夜までやっている。
・一番どり(各地にチェーン展開)
契約養鶏場の鶏肉など材料にこだわりながら安くてうまい焼鳥屋さん。オリジナルの純米酒も安いがイケる。
・駅(各地にチェーン展開)
備長炭を使う安くてうまい焼鳥屋さん。鶏のモツ煮はさっぱりした味付で汁も残さず飲める。深夜まで営業。
○懐石料理など
・懐石 満る川(奥沢・東急目黒線)
閑静な住宅街の一角、しっとりとしつらえられた空間で、旬の滋味を味わうゆったりとした時間。五周年企画の昼懐石は破格。最後に店主の点てたお薄が頂ける。今後の展開に期待。
・日本料理 三好(東急東横線・自由が丘)
自由が丘の商店街のはずれにあるこぢんまりとした日本料理屋。ここもまた、“自由が丘マダム”の集う店。昼懐石を頂いたが、先付け2品にその日は自家製ごま豆腐の煮物椀、大鉢には多彩な料理が盛り込まれ、量、質共に十分。が、何かもの足らないような気がするのは何だろう。各社の瓶ビールを揃えている割に、日本酒の品揃えがもう一つ。意外に若い店主夫婦はどちらも誠実だがシャイな印象、変に客あしらいがうまいのも辟易するが、そっけないのも一人客としては寂しい。昼は日、火、金のみ。水曜休。要予約。
・仁松庵(にしょうあん)(東急東横線・自由が丘)
噂通り、“自由が丘マダム”の集う和食の店。平日の昼間(微妙にお盆休みにかかっていたが)にもかかわらず、女性客で満員御礼、ウエイティング客が切れない。キッチンでは店主らしき男性の下、若い男の子たちが黙々と働き、ホールではおかみらしき女性が、山の手らしい接客でもてなす。ランチは1000円前後の定食も色々あるが、小会席の“仁松膳”がお薦め。関東の和食屋らしいメリハリのついた味付けに、男性でも満足出来るボリュームで、十分堪能できる。日本酒はこの手の店としては種類があるし、旨口酒を揃えていて好印象。夜はコース以外に一品料理が並び、居酒屋感覚で利用できる。年中無休。
・魚こばやし(東急東横線・自由が丘)
等々力通り沿いの日本料理屋さん。明るい店内でカジュアルに日本料理が楽しめる。石原都知事もご贔屓とか。こちらの店主も、元・陶芸教室仲間。
・自由が丘 だいこんや(東急東横線・自由が丘)
本格的日本料理がリーズナブルに楽しめる。店主米村氏は茶の湯、陶芸にも親しむ。”お茶のおけいこ・家庭で作れる茶懐石”(世界文化社)の料理を担当、同書11ページの花びらの向付は自作です。元・陶芸教室仲間。
○蕎麦・うどん
・小麦房(渋谷・道玄坂)
製麺所を併設し、打ち立て、茹で立てを標榜する讃岐うどんの店。確かにチェーンのうどん屋よりはうまいが、麺の状態にはややばらつきがある。深夜営業で、飲んだ後の締めには良い。
・な々樹(恵比寿)
信州戸隠そばの店。そばは喉越しよりも噛みしめて味わうタイプのもの、中太で味わいがある。信州らしい酒肴も多く、飲み屋としても重宝、ただ日本酒は2合からで、やや高め。
・大庵(新宿東口)
”柿傳”系列の手打ち蕎麦屋。モダンな店内にはキビキビ働く職人の姿が清々しい。蕎麦は”本むら庵”仕込みの透明感ある瑞々しいもの、美味しいです。昼のコースはお値打ち品、ただ刺身についてくる練りわさびは不要、だってお蕎麦用の本わさびと下ろし金があらかじめ用意されているのだから。
・山久(東急東横線 自由が丘)
主としてディナー営業で金、土、日のみランチ営業あり。1000円のランチはごま豆腐、小鉢2品、ご飯物(いなり寿司)、蕎麦、甘味が付き、お得感あり。蕎麦はこれといった個性がないが、食べやすくボリュームもまずまず。つゆはキリッとしている。ただ、酒を取った客の蕎麦は後出しにして欲しい。ビールの気が抜けるのと蕎麦が伸びるのとどちらも気になって落ち着かなかった。
・夢呆(東急東横線 学芸大学)
東急沿線では必ず名前が出る店。蕎麦の風情はまさにザ・東京蕎麦。1枚600円のせいろを愛おしむ様に、少しずつ空気を含むようにして食べると風味がよく分かる。なるほどよく味わう為にこそ少量なのか。中目黒に姉妹店を発見。どちらも今時の若者が働いていたりするのがどことなく山の手っぽい。
・さか本(東急大井町線 大岡山商店街内)
近所で”飲める”蕎麦屋を探している中で見つけた店。いわゆる町場の蕎麦屋がリニューアルしたもの。酒の肴に板わさ、出汁巻き、蕎麦味噌、湯葉豆腐の盛り合わせがお得。蕎麦も悪くない。
・傘亭(高田馬場)
小店ながら今や東京で有名店のひとつ。汁は醤油の風味が濃厚、何事にもこだわりの蕎麦屋でうまいことはうまいが、イマイチ落ち着かないのは自分と店の波長が合わないのだろうか。
・神田まつや(神田須田町)
東京老舗の一軒。蕎麦は一見何の変哲も無いようだが、腰と香りは老舗の貫禄。相席当たり前の店の中を見渡せば、昼間から半纏姿で熱燗を酌み交わすご隠居集団があったりで、店構えも雰囲気良く、旧き良き東京を肴に一杯いかが?。
・真希(六本木交差点防衛庁寄)
24時間営業(曜日により変更あり)の蕎麦屋。酒肴豊富、リーズナブルで”使える”店。渋谷ロフト裏に姉妹店オープン。
2002.夏渋谷ロフト裏に姉妹店オープン。こちらも深夜営業あり。
・板蕎麦 香り家(恵比寿駅東口)
4時半まで営業している深夜族には嬉しい店。引き上げ湯葉は白子の如く濃厚な味で日本酒に合う。蕎麦は同じ深夜営業のきんかん亭(新宿2丁目)に似た挽きぐるみの田舎蕎麦風。腰と香りがあってはしごの締めにはもってこい。
・芙蓉庵(東急東横線中目黒駅)
芝居を見た帰り道で偶然入った店。東海銀行から商店街に入って右側に面する。麺の太さ加減、腰加減が好みに合った。量も東京の蕎麦屋としてはある方で、大盛り200円増しはかなりのてんこ盛りに。現在、駅前再開発事業により仮店舗(きちんとした店構え)にて営業中、ビルが完成した暁には入居するという。定休・木曜。
02.09の感想
中目黒GTプラザに新装開店するも、値段は据え置き、味も変わらず。鴨せいろはたっぷりの汁に肉厚の鴨肉がゴロゴロ、これだけで十分酒が飲める。平日の昼下がり、陽当たりの良い店から山手通りの喧噪を遠く眺めつつ、一杯やれる極楽。
03.03の感想
新たに田舎蕎麦が加わった。”田舎”というより”挽きぐるみ”と言った方が良いかもしれない。実にさわやかで、蕎麦の旨味を堪能出来る秀作。この店の欠点と言えば、そば湯の湯桶が注ぎにくいこと。蓋をよく押さえないと、膳の上はビシャビシャに。
・かすみ庵 満寿だ屋(東急大井町線上野毛駅)
駅の改札を出て環8とは逆に進む。一見ありがちな町の蕎麦屋だが、透明感のあるシャキッとした手打ち蕎蕎麦の味は良い。つゆにもう少しパワーがあってもいいと思うが、鳥南蛮なんかだとこれぐらいの方がさっぱりとして良いので難しいところ。値段は良心的です。
・そじ坊(各地にチェーン展開)
蕎麦の味自体は一流店には及ばないが、蕎麦はシャッキリと冷たく締めてあり、喉ごしが良い。安曇野産の生わさびが1本付き、自分で下ろして使う。残ったわさびは袋に入れて持ち帰りが出来る。追加の蕎麦は100円という安さでもちろん何枚でも頼める。酒肴も信州の特産物を中心に豊富で蕎麦屋で飲む醍醐味が味わえる。新宿アイランドタワー地下、用賀ビジネスパーク地下、赤坂はTBS会館近くに店舗有り。内、赤坂の店は深夜まで営業。
・花菜(井の頭通り・渋谷NHK西口前)
偶然見つけた蕎麦屋。ジャズが流れ洋風居酒屋風なのだが、毎夕開店前に店で手打ちする蕎麦はうまい。深夜2時までやっている。渋谷駅方面からだと渋谷ビデオスタジオの前を通って徒歩で5分程。安くはありません。
・渡邊(JR新宿西口)
腰があって甘みも感じる蕎麦。鴨せいろがお勧め。
・目黒一茶庵(JR目黒駅)(廃業とのこと 残念です)
かの池上正太郎も愛した老舗の蕎麦屋の一軒。古びた民家に上がり込み、蕎麦をすするとき、都会を忘れさせてくれる。
上京以来うまい蕎麦が食いたくなると行く。古びた民家に上がり込んで、というのも風情がある。自分の場合、まずせいろ、その後若鶏蕎麦がいつものパターン。腰があって甘みも感じられとてもおいしい。ただ最近(96年?)麺が細くなり、うまみがやや弱くなったような気がする。久しく行っていないがどうなっているだろう。以前の太目の平打ち麺が恋しい。お勘定を済ませた時のご主人の挨拶が気持ちをなごませる。
・巴町砂場・自由が丘支店(東急東横線・自由が丘)
細目で白い麺は甘く香りがある。酒肴が豊富で1杯やるにはいい。
○天ぷら
・まさる(浅草)
天丼のみの有名店。ごま油の風味は香ばしくボリューム満点。正直言うと終盤ややつらい程。
・つな八(JR新宿駅他)
お手頃価格でそれなりの天ぷらが楽しめる。上定食より並の方がお値打ち感がある。新宿東口にある本店は結構広い店なのに昼どきには行列ができるほど混む。新宿高島屋がオープンしたての頃、こちらの支店のネタの方がよかったが今はどうだろう。
00年夏の感想
新宿高島屋の支店は、サービス(カウンター内の板前の接客が気が利いている)、メニュー構成とも変わらず良い。ただ、天ぷらは若干火が通りすぎか。
渋谷東武ホテル地下の支店はホテル宿泊客がメインのせいか、落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと食事が楽しめる。夏の活きハゼは身も厚く、ほこほこして旨い。活き海老はこころなしか、味が薄かった。
・みかわ(茅場町)
天ぷらの特集というと必ず名が出る名店。旨いことは旨いがもうちょいボリュームが欲しい。2度ほど行きましたが、結構小さな店なので、ゆっくり食事がしたいならやはり予約をすべきでしょう。
○寿司
・台所家(渋谷・道玄坂他)
回転寿司だが、つまみ類も豊富、深夜営業も相まって飲み客も多い。大ぶりのネタは質も悪くない。
・天下寿司(渋谷・道玄坂他)
回転寿司だが、場所柄お客の出入りも激しく、活気ある店内。小腹の空いた時や飲んだ後にちょいとつまむには悪くない。
・美登利寿司(渋谷店・本店は梅ヶ丘)
有名店の渋谷店に行ってみた。ネタがそこそこ良く、大きいこと、そしてその割に安いことが人気の秘密か。ヅケのような江戸前の仕事をしたネタもちゃんとある。盛り合わせの定食もお得だが、アラカルトで頼んだ方が、余りお目にかかれないネタが楽しめる。
・政八(自由が丘)
夏ならシンコ(コハダの子)、冬なら煮蛤と伝統的な江戸前のネタも残している。色々とわがままが効く気さくな雰囲気で、メニューには無くてもヅケなんかも頼めば出してくれる。ぜひアワビの酒蒸しの復活を願いたい。
・雛鮨(渋谷)
食い放題などと馬鹿にするなかれ。その日の仕入れの限定ネタも豊富で味も良い。たら腹食いたいくちにはお勧めである。
・びっくり寿司(東急東横線・自由が丘他)
回転寿司では味気ないという時はここ。握り以外のメニューも豊富。深夜4時まで営業。味は値段相応。
・新富寿し(銀座)
春先に行った時は小いかのいんろう詰めや星かれいがおいしかった。煮ツメが結構濃いのだが、いかにも江戸前という感じでいい。
・纏(JR四谷駅)
江戸前の老舗で遅くまで営業しているのがありがたい。握りを頼むと2カンずつ皿に盛られて出てくる。ちょっと高そうな皿なので、その分値段に乗っているのかと邪推しないでもない。
○鰻
・稲毛屋(西日暮里)
かの五代目志ん生も贔屓にした下町の鰻屋。鰻以外の一品料理も豊富。日本酒にも力を入れ、蔵元を呼んでの酒の会が頻繁に催されている。
・大巳(大阪・お初天神傍)
関西風蒲焼(まむし)を見直す契機となった老舗。
・うな鉄(渋谷・新宿)
鰻屋というより居酒屋に近い。なかなかお目にかかれないモツ類の串焼きが名物。
・田川(西荻窪)
住宅街の中にある出前中心の店。広いたたきの調理場の片隅の小上がりには丸テーブル2席のみ。とにかくうまい。一流どころではなぜか付く奈良漬けがここでも。鰻の脂を中和させる為だろうか。酔いそうな程漬かった奴はかえって相乗効果でくどくなると思うのだが。
・初小川(浅草)
かぶと焼きと肝焼きで待つことしばし。七輪の炭火で焼いた白焼きがうまい。鰻重も江戸前のすっきりとしたたれがいい。