田中ヨシ94歳の水彩画展

「描くことは生きる力」....第1回展(作品13点)....


第2回展(作品13点)は、5月20日より掲載いたします。














田中ヨシさんが水彩画の絵筆を持ち始められたのは、92歳でした。
特別養護老人ホームやすらぎの里の方々と共に描いた、円卓上の花が初めての絵でした。
その年の秋に姶良町でホームの人々といっしょに「きらきら輝く一日画家展」に20点余りを出品され、来場の方々に励ましの言葉を頂きました。

闘病後入居された田中ヨシさんは、毎日絵筆を握られる中で気力・体力を快復されました。
すぐれた集中力観察や描写などにあらわれ、さまざまなモチーフを描かれました。
描く事は祈りにも似て「今、絵は生活のすべて、生きる力を引き出してくれた」と申されます。

心身のリハビリを目的に余暇活動として始めた水彩画は、1年余り過ぎ、作品の数も百枚を越えました。単なる余暇活動に留まらず、自己実現の一つの例として、若年世代の私達は、多くの事を学びました。
この度の田中ヨシ展は、「絵画が自己治癒力を育てる手助けをする」という理論そのままに、老人ホームの90代という高齢者の「アートセラピー」の成果と考えられます。

この田中ヨシさんの水彩画との皆さんの出合が「頬ほころび、心おどるさわやかな風」となり、各世代に大きな夢を贈りますよう心から願っております。
                   1997年2月8日
    
    特別養護老人ホームやすらぎの里  園長 中村道子
      〒899-55 鹿児島県姶良郡姶良町下名2992
      TEL.0995-65-1641      FAX.0995-66-5063


      (ギャラリー忘我亭での「田中ヨシ水彩画展」開催に当たっての、
       中村道子先生の案内状の一部を、掲載させて頂きました。)


      展覧会記録:会場・忘我亭(喫茶、クラフトショップ&ギャラリー)               京都市東山区清水3丁目(清水産寧坂)           会期・1997年3月23日(日)〜4月6日(日)


(1997.5.7掲載)

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