

流れ星の中でも、夜空の多方向に規則性の無く出現するのは散在流星と呼ばれ、また流星群と呼ばれるものは、星空のある一点から八方に流れるもので、ある一点を星座の方向に当てはめて○○座流星群と呼ばれることが多い。主な流星群には、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群等が有名で、毎年極大日には、1時間あたり数十個も現れ天キチたちを楽しましてくれる。なお、流星のもとは、宇宙をさまよっている小さな塵が地球の大気に衝突したときの発光現象で、流星群は彗星がまき散らした塵の中を地球が通過した時の現象のため、毎年ほぼ一定の時期に一定の方向より出現することが多い。
さて、本題のしし座流星群だが、この流れ星をまき散らす彗星は、約33年の周期で太陽の周りを回っているテンペスト・タトル彗星の塵により出現する。このため、流れ星も33年周期で度々夜空を賑わし、近年では1999年に注目が集まっていた。そして、予想通りというか、期待通り1999年はヨーロッパを中心に極大時には1時間あたり、3千個を上回る大流星雨が観測された。ただし、日本では時差の関係で、流星雨は観測されず多くの天キチたちをがっかりさせた。これからもわかるように、流星雨が現れる時間は非常に短かく、極端なことを言えば、大出現でも1時間に数百個以上出現する時間は2〜3時間位なのです。
ところで、今年は2001年です。33年周期では、次の大出現までまだまだ先の事ではと思われるのですが実は流星群は正確に予想することが、まだ難しい天文現象のようです。そのようなわけで、今年の出現については、何人もの海外の流星研究者が、注目の外の年ながら流星雨の出現を予想しており、その中でも、過去に何回もの予想を的中させているデビット・アッシャー氏らが、日本時間で11月19日午前3時30分前後にピーク時の出現を1時間あたりに換算して1万5千個の出現があると大出現を予測しています。簡単に言うと充分に暗い星空ではピーク時の1分間には100個前後の流れ星が数分間から10分前後続くだろうと予想されているのです。これは、天文ファーンでない人々でも充分に楽しいショーが期待出来そうです。
ただ、実際には何個の流星が見られるかは、まったく誰にも解らず、しし座の方角から雨のように流星が降りそそぐすばらしい天文ショーが繰り広げられるか、大山鳴動鼠1匹も現れずかは、神のみ知ることで、ほんかわら版は一切関知しないのでお見知り置き頂きたい。
創 刊 号
平成13年11月8日発行
11月19日の明け方しし座方向
流れ星が雨のように降りそそぐ