ポート研磨に使った工具

ハイコンプ&ポート研磨済みのエンジンに感染してしまった人から要望があったので、私が自分のB6のポートを削っときに使った工具を紹介しよう。

基本的にどこでも手に入る簡単な工具しか使っていない。


左から手前から「フェルトバフ」「セラミック砥石240番」「ホイールサンダー180番」「ロータリーバー」。フレキシブルシャフトは10年以上前に10000円くらいで買ったモノ。4A-Gを1基、DT200Rのエンジンを2基、B6を1基削った。そろそろシャフトのメタルにガタが出てきたので寿命かも。ドリルは3980円のリョービのドリル。エアリュータとか高価な工具は一切使っていません。


これが粗削りに使ったロータリーバー。シャフト径は6mm。いろいろ使ってみたけどこの形状のモノが一番使いやすかった。結局これしか使わなかったようなもの。バルブガイドもこれで落とした。私が使ったのは2000円以下だったと思うが、4000円くらい出すとチタンコートの超硬合金製のヤツが買える。ケチらないで高いものを買った方が作業は楽です。


下に並んでいる5本は結局役に立たなかった奴等だ。砥石型のモノは飛び跳ねるし寿命も短くて使い物にならなかった。アルミを削ると目詰まりするし。スチールには歯が立たない。


これが大活躍したホイールサンダー各種。60番、90番、180番と使った。シャフト径は3mm。340円/個くらいだったか?これは最高に使いやすい。ちょうどポートにはまる大きさなので誠に具合が宜しい。思わず笑いが出てくるくらいに綺麗に仕上がっていく。バルブガイドは少しくらい残っていてもこれで削ると周辺とツライチになる。使っているうちに写真のようにだんだん小さくなってくるが、小さくなったものは細かい仕上げに役に立つので捨てない。こいつらで磨いたあとで240番のセラミックバーを当てるとその時点でアルミは輝きを放ち始める。


カンは有名な「ピカール」。手前の茶色いのが通称「赤棒」だ。二酸化クロムだっけ?ん?それは青棒かな?要するに金属磨き材です。これで磨いたあとでトドメは手作業でピカール。ポート内部に指が映るくらいになります。むふふふふ。

次回は実際のポート加工中の写真を紹介する予定。

.