自動車保険

ウチのサイトを読んでる人のほとんどが自動車を持ってる自動車好きだろうと思われるわけで、自動車保険ってみんなに関係するネタだろうと思う。そこで今回は自動車保険の各社見積もりである。

最近、ラジオなどで盛んに宣伝しているダイレクト販売方式の自動車保険ってどれくらい安いのか? ウチのインプレッサバンの保険更新に合わせていろいろな保険会社の見積もりをやってみた。電話で問い合わせたり、Webで見積もったりしてたのだが、面倒になったので価格.comこちらから一気に資料請求(簡単なので皆さんもやってみては?)。約1週間で大量の資料が物理メールでど〜んと届いた(^^; その価格差と補償内容の差があまりにも大きいのでネタにしてみた。

設定した見積もりの条件は以下

対人賠償保険 無制限
対物賠償保険 無制限
搭乗者傷害保険 1500万円

16等級
30未満不担保
ゴールド免許割引適用
年間走行距離 10000Km
通勤通学使用

スバル GF6 インプレッサバン 1800cc
ABS割引

車両保険や人身傷害保険や○○特約みたいなモノは外し、基本的な対人、対物、搭乗者障害、に絞った。 家族限定を外して30未満不担保に。リスク細分型保険ではクルマの使用状況や年間走行距離なども考慮される為、上記のように設定した。インターネット契約割引などの割引が使える場合はソレを価格に反映させた。

なお、今回の結果は上記の私の設定した条件での結果であり、他の条件では各社の価格が逆転する可能性は非常に高い。今回のレポートは同一条件でも保険金額が大きく違う事とその補償内容も大きく違う事を調べたモノである。みなさんそれぞれが契約する場合は自分で見積もりをしっかりとやってみた方が良いだろう。

その見積もりの結果がコレ↓

ゼネラリ自動車保険ロッサ 20500円
チューリッヒ 23730円
安田ライフダイレクト 23980円
AXAダイレクト 24160円
三井ダイレクト損保 24330円
ソニー損保 26130円
アメリカンホームダイレクト 31060円
あいおい損保 35880円

# 上記保険料は一括払いの場合


ゼネラリ保険ロッサ 20500円
イタリアの保険会社でその名前がステキ(笑)。車検証に記載されている車体の形状が「ステーションワゴン」だとなぜか大幅に割引される。これによりインプレッサバンでの見積もりではブッチギリの安さとなった。これに家族限定を付けたらメチャ安になりそう。 が、普通の「箱型」とか「幌型」だとどうなるのかは知らん(笑)。

チューリッヒ 23730円(インターネット契約割引2500円を適用済み)
こちらは搭乗者障害保険が1500万円の設定が無かった為、2000万円となっている。この価格でロードサービス&レッカーサービスが標準装備。バッテリ上がり、ガス欠、キー閉じ込み、などの簡単な作業が無料。10Kmまでのレッカー作業が無料。遠方でトラブって帰宅出来ない場合、宿泊代、交通機関の代金、車両搬送費用なども補償。トラブルにより予定していた宿泊施設をキャンセルした場合のキャンセル料まで補償と至れり尽せり。トラブルには有り難い保険。ちなみに家族限定を付けると19890円まで下がる。尚、初回契約のみならず2年目以降の継続手続きもWebでやるとインターネット割引(2500円)が適用される。これは大きい。

安田ライフダイレクト 23980円
搭乗者傷害保険が1500万円の設定が無く、1000万円に設定されている。上記チューリッヒとほぼ同じロードサービス&レッカサービス、宿泊費や代替交通機関利用料も補償。クルマの陸送費も出る。家族限定で20570円 。

AXAダイレクト 24160円
電話対応最悪。見積もり専用電話にかけると、自動音声案内で長々と待たされた挙句、「今忙しいから明日にしてくれ」とか「別の電話に掛けなおせ」とか信じられない対応。おまけにWebではIDとパスワードを要求されて見積もり出来なかった。印象悪し。レッカーサービス&ロードサービス付き、宿泊費や代替交通機関利用料、陸送費用も補償。家族限定で23130円。

三井ダイレクト損保 24330円(インターネット契約割引3000円を適用済み)
レッカサービス&ロードサービス付き。宿泊費や交通機関利用料も補償される。家族限定だと21800円。

ソニー損保 26130円(インターネット契約割引2000円を適用済み)
走行距離に応じたリスク細分型。1万キロ走行だと安くつくのか高くつくのか? これも上記三井とほぼ同等のロードサービス&レッカサービス付き。宿泊費や代替交通機関利用料も補償。家族限定で21290円。

アメリカンホームダイレクト 31060円(早期継続割引4%を適用済み)
現行の契約がコレ。早期継続割引が適用されているので、それが無ければもうちょっと高いハズ。安田火災から乗り換えた時は30%くらい安くなってビックリしたのだが、ダイレクト系他社との比較では高いのか? この価格でもロードサービスなどは無いし、特筆するべきものは何も無い。もはやこの契約を続ける意味は無さそう。家族限定で27210円。

あいおい損保 35880円
普通の自動車屋さんとかディーラでも扱っている普通の保険にもっとも近いのがこちらではなかろうか? 5Kmまでのレッカサービス付きだが、バッテリ上がり等のトラブルのロードサービスはオプションとなる。これだけの価格なら他社だと車両保険も付けられるカモしれない。ショボい補償内容、高価な保険料...。



最安値のゼネラリ〜最高値あいおいまで実に1.75倍の価格差となった。16等級でこの価格差、これがもし6等級だったら数万円の価格差になるだろう。が、基本契約にロードサービスなどがオマケで付いて来るモノ、対人対物搭乗者といった普通の保険のみのモノ、その良し悪しは価格だけでは判断出来ない。車両保険や特約など無しで、まったくの基本的な契約だけでロードサービスなどが付属する保険が多くなってきたようだ。しかし、事故やトラブルによって本来行く予定だった旅館やホテルをキャンセルした場合、そのキャンセル料まで補償してくれるのはチューリッヒだけだった。標準装備の内容がもっともキメ細かいのがチューリッヒだと思う。

たとえば、遠方へ出かけてクルマが故障した場合、10Km程度のレッカーサービスで移動、遠方の自動車屋に放置プレイ、とりあえず近くのホテルに宿泊し、翌日に新幹線を使って帰宅、そして本来行く予定だった旅館をキャンセルしてキャンセル料を取られた...。放置プレイの自動車を修理してもらい、修理完了後に愛車は陸送...と、こんな場合、チューリッヒならレッカ代〜旅館のキャンセル料までそのすべてと修理完了後のクルマを自宅まで陸送する代金まで補償してくれるが、ゼネラリではナニも補償されない。その保険金額の差が年間で僅か3000円だとしたらあなたはどちらを選ぶか?

ちなみにこれらのダイレクト販売系の保険会社のほとんどが日曜祭日や夜間も含めて電話での受け付けや契約、継続、契約内容変更などの手続きが可能。電話対応最悪のAXAを除けば他社の対応はとても良好だった。通信販売だからといって面倒な事はナニもなく、携帯電話からでもフリーダイヤルですべての用は済む。今まで3年ほど使ってたアメリカンホームダイレクトでも特に面倒は無かった。 通常の自動車屋さんやディーラでヘタすりゃ2倍くらいの価格の保険に入る意味が有るのかどうか? 事故が起きた時に行き着けの自動車屋やディーラにすべてお任せできるってのは有り難いのかもしれないが...。

さて、実際にこれだけの価格差を知ってしまった今、皆さんは次の保険更新の時にどういう選択をするだろうか?

各社の資料を良く見て書いたのですが、ひょっとすると見落としや間違いなど有るかも知れません(^^; あくまでも参考程度に願います(^^;;;

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