今回の走行は20分を3本だ。んで、1本目がスタートした。まずは始めての足と始めてのタイヤと初めてのウイング(笑)の感触を確かめる。かるーく走って最終コーナを4速で進入、何事も起きずにそのまま脱出。うっそー? 去年はズルズルに滑りながら必死で走ってたのに、今年は素晴らしく安定して吸い付くように走る。ウイングが効いているのか、タイヤが良いのか、足が良いのか解からんが、とにかくどのコーナでも限界が高いし安定している。ダンロップコーナも何事も無く全開で走れる。リバンプストロークが短い足でリヤインリフト&トルセンデフ空転を心配していたが、そんな事はまったく無くてリヤサスはシッカリと接地していてトルセンデフは仕事をこなしてくれている。硬いバネで唐突な挙動を心配したが、実に安定してコントローラブル。何の不安も無く走れるじゃないか。この足、素晴らしいカモ。とりあず減衰力曲線図を見ながら考えてテキトーにセッティングした減衰力調整もバッチリだ。わはは、これはおもしれー。出走前はピットインして減衰力調整をやり直すカモしれないと考えていたが、その必要はまったく無い。淡々と走り続けていたら前方にABIT号を発見! あっという間に追い付いてあっという間に後ろにすっ飛ぶように消えて行った...。ナニやってんの? またマフラーに毛が生えたのかな?(笑) 過去の走行会でも、私がコース上でABIT号に遭遇するといつもスピンしているかスローダウンしてる。まとも走ってるところを見た事が無いんですけど?(笑)

あとから聞いた話に寄れば、ABIT号は走行中に空燃比が突然9.0まで濃くなってしまい、パワーダウン&スローダウン。そのウチに直るかと思いながら走り続けていたらしい。でもそのまま直らなかったみたい。相変わらず不穏な動きを見せるFreedom...。

そんなこんなで1本目が終了。スローダウンしたABIT号以外には主なメンツとは絡む事は無かった。

そして1本目が終了してタイムは...


トップは友人T、私は2番手、そのタイム差は4/100秒。やはり予想通りのメンバが上位を占めた。しかし7秒台の争いになるだろうなんて言ってたのは誰だ?(^^;;; ピーカン晴れで気温も路面温度もかなり高めだったせいか?(笑)

で、2本目のスタート。ところが、前の走行組でコース全域にオイルをブチ撒けた車両が出たらしく、オイル処理でかなりの時間をロス。コース全域にオイル処理用の大鋸屑を撒かれてしまった。これではまともなタイムアタックなどできまい。それでも私が先頭でコースイン、すぐ後ろにタナボタ号がついてきている。ゆっくりと1周回りながら試しに大鋸屑を踏んでみた。すると私の後ろにずぼぼぼぼぼぼ〜っと強烈な大鋸屑が舞い上がり、タナボタ号が煙りの中に消えて見えなくなった。思わずメットの中で笑う私、たぶん「なんてヤツだっ!」と叫んでいるであろうタナボタ氏(笑)。ちなみにビデオだと私が笑っている声が入ってます。あとから聞いた話によると、タナボタ号のフロントウィンドの内側では大鋸屑が渦巻いてすごい事になっていたらしい。そのうちに大鋸屑も吹き飛んで影響が無くなってきたのでペースを上げてみる。最終コーナを真面目にノーブレーキの4速で進入して立ち上がったらタナボタ号が後ろにいる。今回はコースアウトしなかったらしい(笑)。トラウマを克服できたのか? 最終コーナの走り方を思い出させてしまったのか? 不味かったか?


Fire号の後ろに張り付くタナボタ号。

そこに大鋸屑を恐れてピットで待機してたABIT号がピットアウトしてきた。我々2台の目の前だ。これはおもしれぇ。ABIT号のテールに張り付く私とタナボタ号、コースインしてきたばかりでペースが上がらないABIT号を後ろから様子見していた私、そこを狙って1ヘアのインにタナボタ号が割り込んだ。タナボタ号に抜かれた私。後にも先にもこの走行会で抜かれたのはこれ1回。そのままの隊列で走って、2ヘアの入り口でABIT号のインにタナボタ号が割り込んだ。タナボタ号、ABIT号の前に出る。その後の1コーナで我々の目の前でスピンした車両があり、それをかわしたところで私はペースを落とした。このままABIT号に絡んでるとタイムが出ない。単独走行でタイム狙い(笑)。すこしは慣れた前方にABIT号とタナボタ号が見えている。アレに追い付くつもりで走ればタイムも出るだろう。そーいえばABIT号のFreedom不調は直ってるみたい。その後、ABIT号はなぜかバックストレートで大スピンして後方に消え去り、タナボタ号に再び追い付き始めたところでチェッカフラッグが出た。その結果はこれ↓。


おぉ、タナボタ号がタイムを出してる。友人Tは9秒台に突入。悔しいぞ。ちなみにCR-Xってのはプロドライバが運転してた番外。

そして最高に面白かったのが3本目。私は先頭から少し後ろの方でコースイン。前方にはタナボタ号が見えているが間に誰か挟まってる。あきやま氏かな? とにかく間に挟まっているクルマを抜いてタナボタ号の後ろに付いたところで前方にABIT号とそのテールに張り付く友人T号を発見! 4台でサイドバイサイド&テールツーノーズのバトル開始! こりゃおもしれー(^^)


最終コーナ入り口。先頭がABIT号、すぐ後ろが友人T、その後ろがタナボタ号、タナボタ号のナナメ後ろからインを狙ってるのがFire号。この直後の最終コーナ車載映像がコレ↓


このあとの最終コーナ立ち上がりから友人Tが勝負をかけ、1コーナ入り口でABITのインを付いて先頭に出た。


その1コーナが↑これ。タナボタ号のインを付く私、インを閉めるタナボタ号、行き場を無くして縁石の上を走る私。そして私は指を立てて叫んだりしてる(笑)。

このあとの1ヘアで激しくテールスライドするタナボタ号、立ち上がってダンロップコーナで抜こうと思ったがブロックラインのタナボタ号。2ヘアを立ち上がってバックストレート勝負! 排気量がデカイ他の3台、だがFire号もストレートスピードはまったく負けてない。スリップに付かなくてもピッタリと同じ速度で加速する。むははは、ファインチューンの底力だ。ちなみにこの4台のストレートスピードはまったくと言っていいくらい同じだった。だからこそ面白い。


そして最終の突っ込み勝負でタナボタ号がABIT号のインを刺す、2台並走するように最終を回っている。そのまま私もタナボタ号に付いて行ってABIT号を抜こうとしたら、この写真の直後にABIT号はインを閉めた。なんてヤツだ。


そのABIT号に向かってコーナリング中なのに指を立ててみたりする(笑)。

2ヘアの立ち上がりでラインをクロスさせ、ストレート勝負でABIT号を抜こうとする私、全開加速勝負! と、ここでABIT号が突然後方にスッ飛ぶように消えた(笑)。本に曰く、シフトミスで2速から5速に入ってしまったらしい。さようならABIT号(笑)。

前方に見えるタナボタ号を追う。1周で追い付いて再び2ヘア、タナボタ号はチョロチョロとケツを流している。立ち上がりで抜ける。さっきと同じようにラインをクロスさせてストレート勝負! と、ここでタナボタ号も後ろにスッ飛ぶように消えた。本人曰くシフトミスらしい...。あんたらって...ミスが多すぎ(笑)。 ちなみにこのバトルの一部始終はすべて車載カメラに収まってます。私の叫びとかも(笑)。


そして隊列はこうなった。友人T、私、タナボタ号、ABIT号。


このあと、友人Tに追い付いたFire号。しかし友人Tはやはり速い...のだが、このあとで友人Tが力尽きてペースダウンしてしまった。友人Tを抜いてちょっとしてチェッカが出た。楽しかった走行会も終了。いや、マジで楽しかった。3本目はタイムアタックはどうでも良くて、みんなとのバトルが本当に楽しかったぞい。

んで、3本目の結果。


大市民号はトラブルで出走せず。

3回のタイムアタックの総合結果はこれ↓。


やっべー、タナボタ号とFire号は紙一重じゃんか(^^;。しかし直前情報で予測したメンバが見事なまでに上位を占めた。でも今回も長岡勢の圧勝って事で。ちなみにこの7台中NB8Cが3台、NA8Cが2台、NA6CEが2台でした。

今回の反省点は、足とタイヤの安定性に頼り過ぎてアグレッシブな攻めを忘れてた事かな。タイムは去年より上がってるけど、去年は無理矢理限界を引き出して出したタイム、今年は安心して楽々と出したタイムって事。もっとアグレッシブに攻める事も出来たし、むしろこの足でアグレッシブに攻めた時にどんな動きが出るかを試しておくべきだった。去年より1ヶ月早い時期だし、この時期としても気温がかなり高い日だったので、例年のように10月下旬の涼しい日ならもっとみんなのタイムが上がってただろうね。

しかしタイム云々よりも、マジで楽しい走行会だった。いつもなんらかのトラブルやトラウマなどでまとも走ってなかったタナボタ氏やABIT氏が今回ちゃんと走ってタイムを出してきたし、その連中と直接絡んでバトルできたのが最高に楽しかったぞ。

また機会が有ればみんな一緒に楽しみましょう!

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