NA8C Sr2 のECUチューン事情

都内某有名ショップ製NA8C Sr2用のECUを分解してみました。写真と共に解説してみましょう。ショップの名誉を守る為に製品名にはモザイクをかけました。ちなみにこのモザイクは外せません(笑)。


上の写真が都内某有名ショップ製のSr2用チューンドECUです。10万円以上します。写真では良く見えませんが警告が書いてあり、これによると...

「セッティングが会わなかった場合は3週間以内に返送して下さい。尚、データの書換えはすべて有償となります」

だそうだ。これには笑ってしまった。セッティングが合わない物を売りつけておいてそのリセッティングをするのに金を取るとは...まるでM$ OFFICE97の有料バグフィックスみたいですな。スゴイ商売するよね(笑)。


反対側の写真がこれ。「BPS5」ってのはやっぱSr2のECUだったんですね。

フタを開けてみましょう。


むむむむ? CPUみたいなヤツが2個も付いてますね。ツインプロセッサーでしょうか?OSはWinNTかな?(笑) 真ん中に安っぽい基板が追加されてます。基板の上にエイリアンのよだれみたいなのが垂れていて実に汚いです。その安っぽい基板をアップにしてみましょう。


げげげのげ。可変抵抗がいっぱい付いてるあたりがすっごく怪しいっす。ROMらしき物は付いてませんね。どこでデータを書き換えてるんでしょうか? 可変抵抗で各種センサーからの入力信号を変化させてるだけのような気がするんですけど...。例えばエアフロ、水温センサー、吸気温度センサーなどの信号に割り込んで燃料を増減量してるとか。どう考えてもマップを書き換えているようには見えませんね。またしても恐るべきショップチューンの実態が暴かれました。

このECUとノーマルECUを複数の車両で付け替えて走ってみたところどの車でもノーマルとチューンドでの違いがほとんど分からなかった。気のせいみたいなレベルの違いだそうだ。目隠しテストならまったく違いが解からないかもしれませんね。こんなモノが10万円以上もするのかぁ〜。しかもデータ書換えは有料だそうで。データ書換えって可変抵抗を回すんでしょうかね?(爆笑)

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