ど〜だロールバー取り付け

3月12日

ど〜だバーと共存できるように設計されたロールバーを付ける。1001レプリカのモノ。試作品で磨いてないモノなので自分で磨く。サイ猿パワー全開である。しかし、サイ猿は硬い素材には強いが、柔らかくてネバリが有る素材だとイマイチ相性が悪いみたい。アルミ鋳物や鋼は簡単に磨けるけど、アルミ引抜き管などのようなネバリ強い素材だと、表面に青棒の膜が出来て素材が削れてくれない。これを回避するにはコツが有るようだ。新品に近いサイ猿よりも、くたびれてナナメに伸びてきたようなサイ猿を使った方が楽。研磨剤の種類にもよるのかもしれない。私は青棒しか使わなかったが、もっと荒いモノを使った方が良いのか?


そして数時間を要して鏡面になったロールバー。左は磨く前。フェルトバフも使ってみたが、やっぱしサイ猿の方が簡単だし耐久性も高いし研削性も高い上にバフ焼けし難いので綺麗に仕上がる。フェルトバフは使用中にバーストしてビロビロに伸びて回転し、私の手に痛い一撃(20撃くらいカモ)を加えてくれた。ものすごく痛かった。本当に痛かった。とってもアセった。これがアメリカだったらフェルトバフのメーカが訴えられても不思議ではない(笑)。

しかし、今回のレストア作業で最大の功労者はなんといってもサイ猿であろう。これが無かったら全ての作業がもっと時間を食っていたハズ。サイ猿はABITさんで買えます(笑)。磨きマニアは買いましょう。感動しますぜ。猿になりますぜ。


リヤトレーのカーペットを外し、パネルを外したら、燃料タンクの裏側にリバーサルフィルムの箱を発見。FujiCrome RD で賞味期限が93年5月になってた。8年前から君はそこにいたんだね(^^;。まだ9年しか経ってないFire号で、8年間もそこにいたとは...。Fire号は乾燥してるんでキノコとかカビは生えてなかった。トランクの奥底でキノコが生えてたら嫌だよねぇ。ロドスタの場合、可能性が無いとは言い切れないので恐い(笑)


ここで問題発生。1800純正のブレイスバーにブチ当たってロールバーが入らない。ブレイスバーを外さなきゃならん。...んが、ブレイスバーは裏からナット掛けで止めてある。ナットを押さえるにはシートベルトリトラクタを外さなきゃ。って事は内張りを剥がなきゃ。って事はど〜だバーを外さなきゃ。え?(^^;

いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜っ!


というわけで、とりあえずブレイスバーをサクっと切断しました(^^;。あとで溶接します。なんとかなるだろー。


ど〜だバーとロールバーが構成する補強関係が良く解かる。これは強いぞ。 右の写真を良く見ると解かるかと思うが、4点式ロールバーってそれ単体では補強効果って弱いのよ。フロアとトランクの中でボディに接合してて、その後ろバーとメインアーチがあんなに高い位置で結合してるだけ。メインアーチは曲がってるし。こんなんじゃ補強効果はたかが知れてる。4点式でもハードトップフックやシートベルトアンカと共締めにするタイプならそこそこの補強効果は期待できるだろう。ガレージハンドレットワンで売ってる1001レプリカロールバーの場合、ハードトップフックの位置でも締め付けるようになっているので、実際には6点式となる。ホンモノの1001もそうなってます。んが、私が付けたのは単なる4点式である。ハードトップフックのところはど〜だバーが止まってるので、共締めにするのは困難極まる為である。ちなみにこのロールバーのお求めは お近くのタナボタ商会、堂田自動車 または Dees RS Factory までどうぞ(笑)。

ど〜だバー エボリューションモデル取付け時の写真は、予期せぬエラーにより削除してしまったので残念ながら無い(笑)。実は結構大変だった(^^;。ど〜だバーの標準モデルの場合、力任せにバーをこじって位置を合わせる事が出来たが、今回のエボモデルの場合、バー単体でもその剛性が異常に高いので、どんなにがんばってこじっても変形しない。つまり、ネジ穴の位置合わせはバーを削って合わせる事になる。右側は偶然ピッタリだったので、無加工でスコンっとハマった。んが、左はミリ単位でズレてる。1ヶ所の穴を長穴にするとマズいので、全体的にちょっとずつ削って合わせた。穴位置さえ合ってしまえば取り付けは簡単。すでに去年の春に標準モデルを付けた時に内張りやカーペットの加工はやってあるんだから、ネジを締めるだけでOKなのだ。

んで、ど〜だバーを付けて、ロールバーを付ける時になってから、ブレイスバーが邪魔な事に気付くと...(^^;。今思えばブレイスバーを止めているナットを溶接しておけば良かったなと...。すでに遅し。次にど〜だバーを外す機会が有ったらナットを溶接して置こう。


ど〜だバーの前側の取付け部。コーナ部分の補強に沿うようになっている。これが高剛性の秘訣でもある。フロントウインドの振れが無くなるのはこの辺りの設計の巧さがポイントだろう。エボモデルの強力さも解かるだろう。ECUの下から生えてる配線は、計測器などを接続しやすいように引き出したモノ。


このようにコネクタに計測器を手軽に接続出来る。ECU本体は引っ張り出さなくてもOK。引き出してあるのは、ISCV、インジェクタ、吸気温度、エアフロ、の4本である。左の写真はインジェクタ波形である。冷間増量補正中のアイドル時で、約3msecほどだろうか。横軸のスケールを細かくすればもっと詳細に把握出来る。この計測器は重宝している。ちなみにナノセカンドの単位でも測れる。自動車関連に波形ならほぼすべてを測定出来る。点火二次波形だけは見れないが、それ以外はOK。オーディオの音声波形も見れた。CDのデジタル信号は多分無理。クロックが足りない。確か、秋葉原の計測器ランドで3万円くらいだったと記憶。

話がそれた...確かロールバーの話だったハズなのに(^^;


んで、ロールバー取り付け完了。うおぉぉぉ〜っ、カッコいいぜぇ〜っ(^^)

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