ピストン

2月6日

ピストンの鏡面研磨とバランス取りである。


前回はここまでだった。時間が無かったので、バルブリセス加工の途中で止めて内燃機屋さんにボーリングの為にシリンダブロックと共に出したのだ。

そのピストンは今回の研磨で以下のようになった。


青棒が行方不明なってしまったので赤棒で仕上げたらこんなモンにしかならなかった。それでもドライバの文字が映るくらいまで光ってる。青棒を買って来てもう一度磨くつもり。

今回の研磨に使ったお道具はコレ↓。


左から、フラップホイール180番、同240番、ラバー砥石240番、同320番、ドラムサンダ60番と120番である。


そして最後の磨きに使ったのはこれだ! これはスゴイ! なんだか良く解からないんだけど、ナイロン繊維の束みたいな謎の物体。F氏の家から奪ってきたモノなので正体は良く解からない(笑)。これに青棒を付けて磨くと信じられないくらい簡単に鏡面研磨が出来る。これ、あと3個くらい欲しいんだけど、どこに売ってるの?いくらなの?>F氏

ちなみに上の写真のハンドグラインダは新年特売の2000円で買った安物。


あと、これも使った。4900円で買ったランダムアクションサンダー。120番のペーパを赤棒で目潰しして使った。


磨きが終ったらバランス取りである。見ての通り1円分の重量差が有る。新品の段階で1gの最大差、バルブリセス加工後も同様の誤差だった。重量の順番もまったく同じだった。リセス加工はけっこ正確だったらしい(笑)。


左が加工前、右はバランス取りの為に削ったモノ。余計なバリがいっぱい有るのでそれを削って重量を合わせる。スカート部を削るとか、ボス部分をドリルで揉むとか、いろいろな方法が有るようだが、もっとも誤差が大きそうな部分を削って合わせたい。ロドスタのボス部分はあんまし面積が広くないし、やっぱ裏を削って合わせるのが一番だろう。


重量合わせに使ったお道具はコレ。フレキシブルチューブはそろそろ限界が近い。メタルにガタが出てきてウルサイのだ。10年以上前に買ったモンだからなぁ...。

さて、そのピストンの重量差は最大で1g有ったわけだが、それを0.05g以内の誤差まで修正した。天秤でやってるんだから間違い無いのだ。0.05gの重りを載せると天秤の釣り合いが崩れてしまうくらいまで修正したわけ。むふふ(^^)。

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