板金塗装

1月22日

今回のレストア企画でもっとも悲しい作業である。色がハゲた事そのものも悲しいし、それを直している作業も悲しい。ハゲてボロボロになった塗装を見ているとすごーくポンコツのような気がしてくる。やっぱ悲しい。調子良くなるわけでもないし速くなるわけでもない、外から見えるわけでもない。でも直さないと気が済まない。


ブレーキフルードが漏れて塗装が侵されてハゲてしまった。ブヨブヨと膨らんでいて、爪でボロボロとハゲる。


簡単にハゲる部分はスクレイパーで剥がした。このあと、サンダーで磨いて地金を出した。


こんな感じにマスキングしてサフェーサを吹く。サフェーサは市販のカンスプレー。カンを人肌程度のお湯に付けて温めながら塗装する。温めると圧力が安定して木目細かな塗装が出来るのだ。


サフェーサを2回ほど重ねて吹いた。


今回使った塗料はガレージベリーで売っているウレタンカンスプレーのシルバーストンメタリックである。2液混合型ウレタン塗料だ。中が二重構造になっていて、噴射ボタンを強く押すと中で硬化剤と主液が混ざる。硬化剤を混ぜる事で硬化するウレタン塗料は、溶剤が揮発する事によって硬化するラッカやアクリルとは異なり、硬化剤を混ぜてしまうと密閉されたカンの中でも固まってしまう。したがって、一度混ぜてしまうと保存が利かない。24時間以内に使えと説明書に書いてあった。


シルバーを吹いた。んが、写真だと上のサフェーサ状態と同じに見える(^^;;;


完成! ほとんど同じ色でメタリックの荒さもうまく再現しているようだ。塗装の継ぎ目はうまく誤魔化した。言われなきゃわからんだろう。ちなみにエンジンルームにはクリアが吹いてないので、メタリックを吹いてそのままである。

あとはブレーキマスタ関連を取り付ければ終りだ。悲しい作業だったなぁ...。

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