MG-Zの原理

謎の触媒系添加剤「MG-Z」の原理に付いては皆さん興味があるところだと思う。製作者である吉川さんのWebを見ても詳しい技術的解説は書いてない。これでは納得できないというものだ。そこで詳しい資料を要求したところ、論文形式の資料を送ってくれた。これは科学的に完全に解明された訳ではないらしい。否定的な意見を持つ学者もいるとの事で、あくまでも「参考」としていただきたいとの事である。

以下に著作者である吉川さんの許可を頂き転載する。私のタイプミスや変換ミスが有るかもしれないが、可能な限りそのままタイプしたつもりである。尚、機種依存文字は私が修正した。画像にリンクが仕込んであるのはLynxというブラウザでも画像を見れるようにする為ですので、IEやNNを使っている人はクリックしても意味無いです(笑)。


共鳴振動波長による分子構造の整形に付いて

1、遠赤外線領域の4〜24ミクロンの波長は、物質を構成する各元素に吸収され、共鳴により物質を分子レベルで微弱に振動させる波長である。この共鳴による分子レベルでの整形作用は、次々に分子を連鎖的に振動させ拡散する特徴が有る。
尚、この波長は学術用語が定まっていないので、本文では便宜的に「共鳴振動波長」と呼ぶ事にする。

2、油分子に対する共鳴振動波長について
(1)一般論
油は炭素と水素から成る物質で、直線的に並んだ炭素を水素が取り囲む形で構成されている。


水素の電荷はプラスで炭素はマイナスであり、上下2列の水素が反発しあって、バックボーンとなり炭素を直線的に並べている。また、炭素を燃やす酸素の電荷はマイナスである為、マイナス同士の炭素と酸素が結合しにくい事から、プラスの水素を媒体に炭素と酸素が結合し燃焼する。
1個の炭素に対して2個又は3個の水素を導火線として持つ油分子は、双方向の酸素と結合しやすい為、極めて燃えやすい物質として存在する。

(2)、燃えやすい油と燃えにくい油
一般的に油の分子構造が直線的である場合は燃えやすく、直線的でない場合は燃えにくいと云われているのが定説である。これは、直線的な構造の油は不完全燃焼部分が少なく、直線的でない分子構造の油は不完全燃焼が発生しやすいと云うことでもある。

油の分子構造が曲がると云うことは、水素の位置が定位置でない為、水素の直線的なバックボーンを形成できない為であり、曲がった油分子の燃焼に際しての状態は、酸素が均一に油分子と接触できないことから、直線的な油分子と比較して不完全燃焼や未燃が発生しやすい。

(3)、共鳴振動波長による油分子構造の整形は、図の如く共鳴振動放射体からの波長により油分子を構成する炭素を微弱に振動させ、水素を固定状態から開放し反発角度に安定させることで、油分子構造の曲がりや歪みを整形する技術である。共鳴振動放射体は現在500品種以上が存在するが、その性能を把握するには油の分子構造を整形するまでの時間で判断出来る。


放射体で波長調整が的確なものは、秒単位で反応するが、的確でないものは数十時間かかるものもあり、
その性能格差はかなり広く、放射体の選択には注意を要する。

3、共鳴振動波長放射体の油系への使用について

(1)、燃料への使用による燃焼効率改善について

a、油分子の構造湾曲や変形比率は、炭素数の少ない短い分子ほど少なく、重油等長い分子ほど多くなる。

b、車両等のエンジンは、燃料の瞬間的な酸化つまり、「爆発」によりシリンダーを上下させ出力としている。一般に完全燃焼と云われる状態は、油1分子が全て酸化して二酸化炭素と水に成る場合を云い、不完全燃焼とは一酸化炭素や未燃のカーボンが混入する状態を云う。この不完全燃焼量が多い程、爆発力が低下する。

c、直線的な分子の油は、酸素と水素が均一に接触する事から、完全燃焼で高い熱量が発生するが、直線的でない油の分子の場合は燃焼タイミングのズレで熱量が低下し、不完全燃焼割合も増加する。

d、理論的には炭素量の多い軽油・重油は、炭素量の少ないガソリンよりも燃焼エネルギーが高い筈であるが、実際のディーゼル車はガソリン車に比較してパワーが劣る。しかし共鳴振動体を使用したディーゼル車はガソリン車と比較して出足・走行とも遜色が無く、これが共鳴振動波長が燃費節約と直結する由縁である。

e、共鳴振動波長効果による油分子構造の整形による燃焼効率向上は、ガソリン・軽油に留まらず灯油・重油にも同様の効果が有り、今後ボイラー・船舶・発電等への利用が検討されている。尚、オイルに使用する事でその他より高い効果が得られる。
(エンジンスペシャルの高い効果は各種データを御参照下さい)

(2)潤滑油への性能向上・分解防止効果
前述の共鳴振動波長による炭素微弱振動の水素の反発角度維持は、常時油の分子構造が分解せずに安定する事を意味する。この作用を潤滑油に使用した場合、オイルは長期間極めて高いレベルで性能が安定し、最終的には交換の必要が無くなる。

補足 共鳴振動波長体をエンジンオイル等に投入して、使用初期よりオイルを長期に使用できるのは、未使用のエンジンに使った場合のみで、使用中のエンジンに波長体を使用した場合は、スラッジが軟化・剥離し、一時的にオイルが急速に汚れるので、数回のオイル交換でスラッジが完全除去された後にオイル交換の必要が無くなるのが一般傾向である。尚、ATFオイルに使用した場合は、部品の摩耗がない限りスラッジが完全除去され、高い性能に戻ると専門家から評価されている。

(3)その他油圧系のオイル・掘削油等工業系油に加えて食用油にも効果が期待されている。

4、所見
共鳴振動波長は、本来地球外から降り注がれているものであるが、大気圏に増加した二酸化炭素・CO2に阻まれて、地表への到達量が減少していると云われている。本波長を使用した車両の燃費を見る限り、平均20%〜30%の燃費改善が測定されており、本剤を使用することでミクロ的には経費の節減をもたらし、マクロでは石油資源の有効利用と二酸化炭素の削減と云う地球規模の問題解決にも貢献出来るものと思料する。

本文では油に言及したが、実は地球最大の物質である水に本波長不足の悪影響が最も出ていると云われ、共鳴振動波長の不足は環境問題の原因そのものであり、人類が国家を超えて取り組まねばならない、地球最大の重要な問題であると考える。

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