初めに...

まず、MG-Zについては製作者本人である吉川さんのWebPageをご覧ください。

First&Fastの掲示板でMG-Zなる怪しげな添加剤が話題になっていた。皆さんの反応は一様に「胡散臭い、怪しい、モータロイのパクリ?、エンジンに固形物を入れるなんて嫌だ」って感じだった。私もまったく同意見。そもそも私は添加剤なんか大っ嫌いなのだ。その掲示板にMG-Z製作者本人である吉川さんが登場して、

「百聞は一見にしかず、試供品があるので是非使ってみて欲しい」

との事。ならば私が辛口毒舌でテストしてやろうじゃん! 良い結果であれ悪い結果であれすべて本当の事を私のWebに書くが、それでも良いか?と、吉川さんに言った所、こころよく勝負を受け入れてくれた(笑)。そして試供品と共に詳細な資料を送ってくれた。これを私のKV4型サンバー吸うパーチャージャーとNA6CE型ロードスターの2台でテストしてみたい。予定しているテストは...

油圧計を使用して、油圧の測定
油温計を使用して、油温の測定
騒音計を使用して、アイドル騒音の測定
空燃比計を使用して、空燃比の測定
負圧計を使用して、アイドル負圧の測定
排ガステスターを使用して、CO、HCの測定
オシロスコープを使用して、アイドルスピードコントロールバルブ開弁率(デューティ比)の測定
オシロスコープを使用して、アイドル時の燃料噴射時間の測定
オシロスコープを使用して、エアフロメータ電圧の測定
ストップウォッチで0-100Km/h加速の測定、中間加速測定

これくらいかな? 明らかに測定誤差程度しか検出できないと思われるテストも有るが、とりあえず私が個人的に可能なテストは全部やってみたい。他にもノッキングギリギリにセッティングしたROMを使用してアンチノック性の変化も調べてみる。フィードバック補正をカットしたROMを作成して空燃比の変化も測定してみたい。まぁ思い付く限りのテストをやってみよう。

添加剤の評価に有りがちな燃費に関するテストだが、これは私はやりたくない。燃費なんて走り方や条件の違いで数%くらい簡単に変わるものだ。私のロードスターなんか6Km/lしか走らない事も有れば、15Km/lも走る事も有る。多くの添加剤信者達は条件の違いによる誤差でも「燃費が良くなった」と声を大にして言う。そんなモノ信用できない。添加剤信者達は、測定結果が悪かった場合は誤差や条件が悪かったせいにしてしまい、良かった場合は添加剤の効果と信じてしまう。私に言わせれば、添加剤を入れて燃費を意識して運転した結果、たまたま燃費が向上したに過ぎないと思うのだ。

音が静かになったとか、加速が良くなった、なんてのも自己暗示&気のせい。そもそも添加剤なんて下らんモノに1万円とか払って買ってしまう人って効果を信じて疑わないとか、非常に過大な期待を抱いている信者達だと思う。そんな人達の自己暗示たっぷりの主観によるレポートや評価なんか信じられるか!(笑)

すべての物を疑う事から始める。疑って疑って疑いまくってもそれを否定できないなら、それは本物かもしれない。それが私の考え方。そんな添加剤否定派の私のテストに興味が有る人はこれから始めるレポート見て下さい。サンバーでのテストは近日中に開始します。ロドスタでのテストは来年にずれ込むかも知れません。雪が降るとロドスタは冬眠しちゃうから...(^^;;

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