ボディ磨き

買ったままのインプレッサバン、一見するとそこそこ艶も有るし綺麗に見えるんだけど、良く見ると汚い。ディーラはワックスどころか洗車もせずに持ってきたようだ。展示してあった時のまんまって感じ。せめて洗車くらいしてくるかと思ったが...。

乗り始めちゃえばそう簡単に磨く気にはならんハズ。サンバが手元に有るウチに徹底的に磨いてしまいたい。買ったばかりで気合いが有るウチにやっておきたいって意味もあるけど。


ナニよりも鉄粉が凄い。この写真は横50mmくらいの範囲が写ってるんだけど、黒い点々に見えるのが全部鉄粉だ。恐るべき量の鉄粉。それも強烈に塗装面に食い込んで一体化している。こんなスゴイ量とスゴイ食い込みの鉄粉は見た事が無い。爪で擦るとパキって音がして飛んで行く。ルーフやボンネットには鉄粉がほとんど無く、ボディの下半分とリヤゲートがすごい。多分、余程鉄粉が多い地域を毎日のように走っていたのだろう。リヤスポイラの上よりも裏の方が鉄粉が酷いし。さて、これをどうやって落とせば良いのか?? なんとか簡単に落ちる技は無いのか?

そこで買い求めてみたのが以下


武蔵ホルツの鉄粉クリーナと、超微粒子コンパウンド。鉄粉クリーナはぶっ掛けると鉄粉と反応して紫色の泡になって流れていくんだとか。ホントか? が、そんな美味い話など有る筈も無く、ちょっとだけ紫色の泡が出たが、鉄粉はまったく落ちる事が無かった。少なくとも私のインプレッサバンには何の効果も無いと断言しよう(笑) 780円をドブに捨てたようなモンだった。

次に使ってみたのは太陽コートに付いてきた洗車職人だ。太陽コートについては後ほど。


これは酸化物質を完全に分解して落としてしまうという強力なモノらしい。メーカのサイトでは自信満々に紹介されている。が、これもまったく効果無し。鉄粉は落ちないし、消雪パイプの地下水のせいで真っ赤に変色したナンバープレートなども変化無しだった。ナンバーが変色しているのは地下水に含まれる鉄分が塗装表面に付着し、それが酸化しているわけで、メーカの能書き通りに酸化物質を完全に洗い流すのなら落ちるハズなのだが、ソレがまったく変化が無かったって事は効果も無いって事である(笑)。

結局、正攻法で超微粒子コンパウンドで磨き始めたのだが、これがちょっとやそっとじゃ落ちない。電動ランダムアクションサンダにタオルバフを付けてやってみたが駄目。そこで作戦変更で、より粒子が粗いコンパウンドから始める事にした。使ったのは極細100番ってヤツ。

んが、これでも鉄粉を落とすのは超大変。ランダムサンダなんざ歯が立たん。手作業でゴシゴシと磨く。鉄粉から廻りに広がった赤いシミは簡単に落ちるのだが、鉄粉そのものが落ちない。真ん中に黒く点になって残る鉄粉そのものは1個1個をツメでパキっと飛ばしていった。そりゃもう地道で大変な作業でして、ドア1枚を磨いて鉄粉を落とすのに1時間かかった。各パートごとに1時間は掛かったな。1台全部磨くのに十数時間はかかったぞ。

これで綺麗になったかに見えたのだが、となりに並んでるロドスタを見ると艶と輝きが全然違う。インプレッサバンの輝きは所詮一般レベルだ(笑)。私が磨くからには一般レベルの輝きでは済まさん。もう嫌になってきてたんだけど、更にもう一回超微粒子コンパウンドで仕上げた。


解かるだろうか? ハロゲン灯の映り込みの場所を境にして手前が極細コンパウンドで磨いた面、奥が超微粒子コンパウンドで仕上げた面だ。乱反射の有る無しで判別できる。フェンダラインに沿って並行に磨きの境目が見えるんだけど。雑巾が映り込んでいる部分はもちろん超微粒子で仕上げた面だ。


左、極細。右、超微粒子。乱反射が全然違う。乱反射の無い平滑な面は素晴らしい艶と輝きを放つのだ。


この映り込みを見てっ! インプレッサバンが映り込んだロドスタと、ロドスタが映り込んだインプレッサバン。これでロドスタと並べても遜色無い美しさになった(^^)。

きっとボディ磨きに掛かった時間は20時間を楽に超えると思う(^^;。

このあと、ポリマーコーティングの太陽コートを実験するのだ!

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