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よくある”問答”もんどう・・・-15-



141 相手が浮気をしているが、別れたくない
142 離婚の慰謝料、財産分与など
143 浮気をしてしまった。しかし妻とは別れたくない
144 浮気の相手を懲らしめてやる方法
145 夫の浮気で子供ができた
146 妻の浮気の相手が私に別れる様言ってきた
147 夫婦関係がない
148 性生活の不一致
149 妻のアルコール中毒と離婚
150 ボケと離婚


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141 相手が浮気をしているが、別れたくない
 夫婦として一生添い遂げることを約束したとしても、現実はいろいろなことがあり、守り続けることは困難な事態と言うものがある
  ようです。守っていれば、困ることがないのに、様々な理由から、 あるいはまったく理由なく、自ら泥沼に入り込むことがあります。
 男と女の間と言うのは、なかなか微妙なものであり、難しいものです。 


 さて、夫婦の相手が浮気をしているが、別れたくないと言う時は早期発見、早期治療と言うことがもっとも大切でしょう。簡単に言 うと、浮気を言うのは、どうやら病気の一種で、そして、かなりたちの悪いもので、なん度となく発病するもののようです。  何とかにつける薬はないと言いますが、これもまたその一つのよ うです。  さて、別れたくないと言っても、相手が本気になってしまって、 家を飛び出しいてしまっては何とも手のつけようがなくなります。  従って、早い段階で、現実に引き戻すことが大切です。相手がそ の浮気に深入りしないうちに、のめり込みすぎないうちに救出する 必要があります。一度くらい大丈夫、遊びだから大丈夫と言っているうちに、手を打たないと手後れになります。  正に、早期発見早期治療です。浮気もどきや、本気もどきはありません。この病気は、かならず悪化して、命取りになると思った  方が良いでしょう。  手当ての方法、救出方法は、その夫婦の形態や、行動パターン等 からよくよく検討しなければなりませんが、可能なかぎり主導権を 握って、多少強引なぐらいに引き戻す必要があります。もちろん、相手の感情も考えて、しっかりと相手の心をつかむように会いなけ ればなりませんが。  また、浮気の相手に対して、警告を発することも必要です。  違法行為をしていること、家庭を崩壊させることは明らかに不法行為を構成すること、必要に応じて裁判を起こすこと、徹底して糾 弾していくこと、相手の職場なでで公表していくなど、しかるべき行動に出ることを警告する必要があります。  あまり、相手を脅かすことは感心しませんが、警告は適法な行為ですから遠慮は要らないのです。  腹を据えて、家庭や、夫婦を守るべく、心を強くしなければなりません。




142 離婚の慰謝料、財産分与など
 相手の浮気を理由に、離婚すると言う場合、どのような夫婦関係の解消方法になるか、慰謝料はどのようになるのか、と言うことで
  す。 

  現実には、有責配偶者の収入、資産状況、今後の生活状況、子供の有無、年齢、婚姻期間、財産分与との関係など、詳細に検討
 し具体的金額を決めることになりますので、具体的な金額のラインや、金と言うものはありません。 


 従って、どの程度のものが良いのか、とか、適切かとか言うものもありません。芸能人や、有名人の場合は、有名税と言ったものや 見栄の部分があり、内実はまったく分かりません。
 一般的な傾向としてみるのであれば、最高裁判所が毎年出している司法統計によって、家庭裁判所での事例の統計を見るもの、何か の基準になるかもしれません。ただ、これとても、大変ばらつきが多いので、何とか平均値を出すことはできても、その値の合理性は まったくないと言った方が良いようです。

それでもと言う観点で見ますと、
 1年以下の婚姻の場合は100万から200万円前後のものが比較的に多いようです。5年未満では200万から300万円を中心 にばらついているようです。  5年以上になると500万円前後、15年を超えると400万円クラスと1000万円を超えるクラスに二分するようです。  これは、偶然の結果の集積に過ぎず、大量観察するとこんなものだと言う程度の意味しかありません。これは、請求の根拠にもなり ませんので、過大視しないようにしてください。




143 浮気をしてしまった。しかし妻とは別れたくない


 浮気をしたが、別れたくない、何とか別れなくて良い方法はあるか、と言う問題ですが、勝手というべきか、なかなか難しい問題です。
 浮気と言うのは、立派な離婚原因です。別れると言われれば、大変な事態でしょう。それをわかっていながら浮気をしたのですから、
 致し方ないと言えば致し方ないのです。  


 配偶者にとっては、相手方の浮気と言うのは、信頼関係の裏切りであって、一たん、裏切ったと言うことは回復しがたい事態なのです。
  裏切りに、いかなる理由があっても、許せないものでしょうし、浮  気などと言うものは、おおかた欲望や、不満によるものですから、裏
  切りを正当化することなどできるものではありません。  


 さて、こうした客観的な浮気の分析に立つならば、許しを請う以外に、関係修復の道はないのは明らかです。誠意を持って、許しを請う
  ほか、別れなくてすむ方法、別れないですむ可能性はありません。 


 ただ、ひたすら謝ること。それのみです。       




144 浮気の相手を懲らしめてやる方法
 浮気とか、不倫とか言われるものは、婚姻関係にあるものの夫婦関係、貞操権を侵害するものであって、立派な不法行為になります。
 判例上も、この行為を不法行為と考えて、夫婦関係がある事を知ったうえで、その関係が崩壊するかもしれないことを認識しながら、
  男女関係を持ったことは、もう一方の配偶者に対する不法行為になとしています。   


  従って、浮気や不倫の相手に対して、きちんと損害賠償を請求することは正当な行為であって、通常の権利行使なのです。そして、
  この請求は、配偶者の協力でできることなので、協力がある以上は必ず勝つので、確実な訴訟と言うことができます。  


  その他には、訴訟にいたらないまでも、こうした違法行為を追求することは可能でしょう。浮気や不倫の相手が、仕事をしておれば、
  その仕事の管理者に対し率直に相談して、指導監督を求める方法もあります。これは、事実上と言え、大変強力な力があります。一般
  社会人として、あるいは企業人として、著しいモラル違反として懲戒の対象となることもあります。こうした手段もあることはあり
 ます。ただし、余りに意図的にやることは、違法になることもありますので注意を要するでしょう。   


 また、こうした不法行為を公表すると言う方法も良く取られます。

 不倫や浮気の相手にとって、大変な打撃になることは確実です。 
 従って、これも、行き過ぎは違法ですから、行き過ぎのないようにしなければなりません。




145 夫の浮気で子供ができた
 夫が浮気をして、相手の女性に子供ができた時、どのようにすべきでしょうか。 
 相手の女性には、生まないと言う選択肢もあったのでしょうが、それをあえて取らなかったと言うことからすれば、相当の覚悟を持って
  いると言うほかありません。相手の女性は、争いごとを覚悟で、相当苦しい境遇になることを覚悟で、出産をするのでしょう。 


 そこまでいきますと、相手の女性は、夫に対して子供の認知を求めるでしょう。夫の子である以上は、認知するほかないはずです。
 
 こうして認知しますと、当然の事ながら、夫の法律上の子になる訳ですし、養育費の請求も可能になります。したがって、夫の責任は、
  法的な義務として確定することになるのです。  


 子に対する養育義務は、通常では18歳まで、夫の経歴等から大学卒業の時までと考えることもあります。いずれにしても、大変長期間
  にわたって、そうした経済的な負担があるのですから、その点も十分  検討しなければなりません。  


 また、子には、実の父親ですから、面談して、話しをする権利がありますので、そうした事も保証しなければなりません。 


  こうして、子供ができると言うことは大変な苦労と子に対する愛情が必要となるので、それを良く考えておく必要があります。
   




146 妻の浮気の相手が私に別れる様言ってきた
 配偶者の浮気が、いつのまにか本気になってしまい、浮気の相手  から、結婚させてくれ、別れてくれといってくることもあるようで
  す。この段階は、配偶者はすでに本気で別れることを言い出しており、最後の手段と言った様相でしょう。  


 
 答えははっきりしています。自分で結論を出すのであって、浮気の相手等に、頼まれる筋ではありません。浮気の相手は、不法行為
  者であって、その不法行為の被害者に対して、不法行為を受忍しろと言ってきている訳です。

 このような理不尽な、常識はずれの要求は、きっぱりと拒否して、法廷闘争をするなど、きちんとした決着をつけなければなりません。


 そもそも相手は、夫婦関係の破壊者であって、不法行為者なのですから、民事訴訟で、被告席に座らせるべき立場なのです。そのも
  のが、結婚させて欲しいと言うことは、その配偶者を譲り受けたいと言う発想であり、人をもののように扱い、下取りしたいと言い出
  しているのと同じです。   


 人間の下取りなどと言う馬鹿げたことがとおらないのは当然でしょう。そういう非常識な申し出でにたいしては、毅然たる態度で臨
  まなければなりません。それが人間としての基本的立場と言うものでしょう。  




147 夫婦関係がない
 セックスレス夫婦と言うのが、多くなっています。特に、夫の方に  問題があり、そうした行為に及ばない、積極的に出られないと言う
 ことが多いようです。当人にとっては、確かに悩みではあるものの、で  きることならば避けたいと思っているようで、相当長期にわ
 たって続くようです。  


  夫婦関係の基本的な要素に、共同の生活を行い、夫婦関係を持つこと、子供を儲けて育むことと言ったことがあります。もちろん、セッ
  クスレスが、夫婦にとって良いと考えられるのであれば、それは何ら問題ではありません。両者に不満がなければ、離婚の原因にもなりま
  せん。  


 しかし、セックス自体は人間の基本的な要求の一つでもありますから、それを持っていることは当然であり、それを実現するように努力
  する必要はあります。こうして、一方が求めるのに、他方が拒否しているというもののときには、問題が生じます。

 拒否しているものに対してセックスを強要することはできませんが、かといって、セックスを求めることを禁止することもできません。


 従って、「性格の不一致」という離婚原因となって、決着をつけることになります。  


 従って、一方的な拒否に対しては、離婚原因がある、有責配偶者と言うことになるでしょう。




148 性生活の不一致
 離婚原因の多いものに「性格の不一致」と言うものがあります。   これは、俗に「性の不一致」と言われます。 

 しかし、あくまで俗説で、その様な場合もあると言う程度でしょう。完全に否定できないのは、そうした事も考慮されていると言う 
  ことです。   


 性生活と言うのは、大変重要な要素を構成します。健全な夫婦であれば、性的な要求もあり、性生活もあるでしょう。健康な人間に
  は通常性的な欲求があるものでしょう。したがって、適度な性関係は大切なものです。 


 ところが、異常な性生活を求めるとか、逆に拒否続けるなど、健 全といえないような性関係にある場合はその関係を正常化すべく、
  努力する必要があります。もちろん、夫婦が合意の上であれば、いかような夫婦関係でも一向に問題はないのですが、いずれか一方が
  同意していない場合、同意できない場合は、問題になります。   


 婚姻は、両性の本質的な平等に根ざして成立するものですから、性生活においてもやはり両性の本質的平等の上に立脚しなければな
  りません。  


 従って、相手の了解しない、異常な性行為の要求や拒絶行為は離  婚原因となると言うべきです。 

 こうして、性生活上の問題が原因である時は「性格の不一致」と  するほかないのです。




149 妻のアルコール中毒と離婚
 離婚原因には、不貞、悪意の遺棄、行方不明、回復の見込みのない強度の精神病、その他婚姻を継続しがたい重大な事由があります。
 この中の、その他婚姻を継続することが困難な重大な理由と言うものに、大変多くのものが入ります。


 この中には、性格が合わない、暴力行為、酒の呑み過ぎ、性的不満、過度に浪費する、異常性格、病気、虐待、家族との折り合いが
  悪い、同居に応じない、生活費を渡さない、など様々なものが入ります。  


 しかし、大切なことは、こうした事由に当たるからと言って、直ちに離婚と言うわけではありません。離婚後の生活、介護の状況、
  環境、改善の可能性、反省の度合い、経済状況等、様々な事情を加味して、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めることもあ
  ります(民法770条第2項)。  


  妻のアルコール中毒と言う事例は、最近増えているようです。 

  こうした場合には、そうした事の原因は何か、どの程度のものか、改善の可能性はどの程度か、離婚したとして生活は可能か、看護
 はどのようにするか、など、多くの検討課題があります。  


  一般的、単純には決められないことです。       




150 ボケと離婚
 離婚原因には、不貞、悪意の遺棄、行方不明、回復の見込みのない強度の精神病、その他婚姻を継続しがたい重大な事由があります。

 この中の、その他婚姻を継続することが困難な重大な理由と言うものに、大変多くのものが入ります。  


 この中には、性格が合わない、暴力行為、酒の呑み過ぎ、性的不満、過度に浪費する、異常性格、病気、虐待、家族との折り合いが
  悪い、同居に応じない、生活費を渡さない、など様々なものが入ります。  


 しかし、大切なことは、こうした事由に当たるからと言って、直ちに離婚と言うわけではありません。離婚後の生活、介護の状況、
  環境、改善の可能性、反省の度合い、経済状況等、様々な事情を加味して、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めることもあ
  ります(民法770条第2項)。  


 夫の老人性痴呆症と言うのは、一種の病気でもありますから、治療と、長期間にわたる介護が必要となったわけです。しかし、これ
  は確かに、大変な事態であり、介護の大変さは並たいていではありません。そこから、離婚と言う問題が出てくるのはわかります。 


 しかし、同時に、その人の今後の介護の方法についてしっかりとした対処方法がない限り、無責任な放り出しは困難です。人格を尊
  重して、公的な援助を得ながら、解決方法がないかを探すことになります。 


 こうした長期間にわたる今後の方向が明確にならないと、離婚は困難かも知れません。