完結編「想いが通じた瞬間(とき)」へ 入り口へ戻る

「ユウナちゃんの告白大作戦。」

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アーロンを見るとドキドキする。 顔が赤くなって、体が熱くなって… 『あ〜…なんなんだよ…これ…』 アーロンのことを見てるだけで、ドキドキして…俺、病気…かな…。 『大丈夫?』 『へ?…あ、ユウナ…何?』 ユウナが俺の顔を心配そうに覗き込んできた。俺、そんなに変な顔? 『顔、真っ赤だよ…?熱あるんじゃない?』 ユウナの心配そうな声。…そうだ。ユウナなら、このドキドキが何なのか知ってるかも…。よし!聞いてみよう…。 『ユウナ…あのさ…聞きたいことあるんだけど…』 『なーに?』 ユウナは明るく返事をしてくれた。 『俺…アーロンを見てるとさ…顔がボッとなって…熱いんだ。』 『…アーロンさんを…?』 ユウナは目を丸くして質問してきた。 『うん…アーロン…見てると…熱くなって…』 『……………キミ…もしかして…』 『…?』 ユウナはニコニコ笑いながら、真っ赤な俺の顔を覗き込む。 『好きなんでしょ?』 『は!?!?』 『アーロンさんのこと、好きでしょ?』 ユウナは一体何を言ってるんだ!?俺が…アーロンを好きだって!? 『キミは恋をしてるんだよvv』 『…はぁ!?…恋!?俺が…アーロンに!?』 ユウナは真っ赤な俺を見てひたすら笑っている。そして、俺にこう言った。 『告白しなよ。きっとアーロンさんも喜ぶよv』 ユウナは何を言ってるんだ。大体俺男なのに… 『でも…俺…男だし…アーロンも男だし…恋なんて…』 『大丈夫だよvアーロンさんもキミのこと好きそうだし。vアーロンさんは優しくしてくれるよv』 ユウナはさっきとは違う笑い(少し悪魔っぽい笑み)で言った。 『優しくって…だって、俺いつもアーロンに見下されてるような…』 『アーロンさんに告白しなさい。』 きっぱりと、そしてまるで母さんみたく言われてしまって、俺は何も言えなくなった。 『じゃあ、アーロンさん呼んできてあげるから。頑張ってね。』 『えっ!?ええっ!?待って!待って!ストップ!ねえってば!』 ユウナはトコトコと走り出すと、止めようとしてる俺を置き去りにして、 アーロンを呼びに行ってしまった。 『あ〜…ヤバイ〜…俺…告白なんかやだよ…〜。』 あまりにも恥ずかしくて。 アーロンのこと考えるといても立ってもいられなくなる。 それが…俺の恋。 どうやって告白すれば良いんだろう。 どうやって喋ろう… どうしたら…アーロンは俺のこと好きになってくれるだろう… ―はっ!!?― やっぱり俺、アーロンのこと…好きなのか…!? でも…となると…俺は…同性愛っつーの…!? 『どうしよう!俺!』 そう叫んだ途端。 『何がどうしようなんだ?』 後ろで、アーロンの声がした。俺はびっくりして飛び跳ねた。 『うわー!!?うわ!?アーロン!?』 『何か用か…?お前が呼んでいるとユウナに聞いたんだが』 『や…やっぱり…』 アーロンのさらに後ろで、まるでストーカーのように目を光らせて俺を見るユウナがいた。 『アーロン…』 『何だ。』 …恥ずかしい。やっぱり言えない…やめよう… 『やっぱり何でもな…っ!?』 俺が告白を止めようとすると、ユウナが殺気を感じさせるほどの目で睨む。 そして何故かユウナの言いたいことが伝わってくる。 (がんばれ!ティーダ君!アーロンさんに抱きついてメロメロにしちゃえ!) …なんてこと考えてるんだろうな…絶対そうだ。 でも、ユウナはあれで応援してくれてるんだよな…頑張らなきゃ! 『ア…アーロン!』 『…?』 『俺は…あんたの事が…』 よし!がんばるぞ!今なら大声で告白できる!いくぞっ!! 『好きだぁあああ〜〜〜〜〜〜〜!!!!』 『……!?』 驚くアーロン。やっぱりそうだよな…って、え? なんと、俺の後ろに、ルールー、ワッカ、キマリが立っていた。 『…なるほどねぇ…』 ルールーはニヤニヤ。 『ほっほお〜…』 ワッカもニヤニヤ。 『………』 キマリもちょっとニッコリ。 『みんな!良く聞いてたよね?』 『えっ!?ユ…ユウナ!?』 『キミ、良く告白できたね〜!えらいえらい!』 まるで俺を子ども扱いするユウナ。 そしてなんと。ユウナはすんごいことを言い始めた。 『今日もここの宿屋に泊まりま〜すvいいよね?』 まるで教育番組のお姉さんのようにルールー達に言い始めた。するとルールー達は。 『おっけぇでぇ〜すv』 声をそろえて言った。なんで!?俺、もしかして…罠にはまった!? …嫌な予感がする… 『じゃあ、キミは今日もアーロンさんと同室ねv』 ―やっぱり来た!これはユウナの罠だったんだ!― 『いいですよね?アーロンさんv(ニィッコリv)』 『ああ。』 『ユウナ!アーロンは良くても俺は嫌だっ!』 叫ぶ俺にユウナは 『大丈夫vがんばってv』 にっこりと返す。何が大丈夫なんだよ〜(汗) 『明日も休めるからvv』 ユウナは絶対何か考えている!きっとすげー変なこと! 『い…嫌だぁ〜っ!』 顔を真っ赤にして嫌がる俺を見てアーロンは 『俺のことを好きなら、俺の言うことを聞けばいい。』 意味不明な発言が飛びまくってるこの空間…誰か助けて…(泣) 『い〜や〜あ〜っ(泣)』 アーロンにお姫様抱っこされて、泣きながら(うれし泣き!?)去っていく俺を見て、ユウナは『大成功』とばかりに微笑んでいた。 |