絶体絶命日記 2011年4月

     

 太陽の月28日

4月3日。

 

それにしても、始まったのだ。天罰が下り、これまでのいい加減に示しがつけられ、新しい一歩を強制された。

しかし目の前に広がり叩いてもびくともしない壁は、実は次の世界への新しい扉なのだ。

 

 

壁ではなく扉。そうみんなが思えばいい。

みんなが思えば同じものだ。壁は壁ではなく扉になる。そして扉は開けるものだ。

 

開けば新しい風景がそこに見える。新しい風景に最初は戸惑い足はすくむだろうが、落ち着いてじっと見つめていれば、それが新しい世界だとわかるだろう。そして足は新しい世界へと進んでいく。

 

みんながそうしていけばいい。それがみんなにはできる。

できるから今壁がある。

壁は扉だからだ。

 

扉を開けてみんな新しい世界へと踏み進んでいけばいい。

 

きっとそんな時間が2年ほど続くのだろう。

2年たてば多くの人が扉の向こうへと出ていく。

そして日本も新しい段階へと入っていく。

 

みんながんばってください。

 

これから新しい世界がやってくる。でなければここで死んだ人の思いが無駄になる。その為の死だ。その為に死ぬ人が要ったのだ。役割がある。死ぬという役割が。

始まったのだ。始まった。