絶体絶命日記 2011年3月

     

太陽の月1日

3月7日。 

 

誰かを愛したかった。

いつも自分のことしか考えず、感謝の心など持たなかったことがこうなったことの原因だとは重々分かってはいるが、それにしてもこれほどのことになるとは思わなかった。

 

誰にも理解されず、誰も気に留めてもくれず、逆に非難と軽蔑しか浴びない。

まさかこんな事になるとは思ってもみなかった。

 

さっさと見切りをつけて、一人で死んでいく準備を整えることだ。

自殺ができないのなら、一人で生きていく手段を早く見つけて、あとは何も思わず、期待せず、静かに片隅で生きていくのだ。

 

そのかわり人のためになることをやる。

人の人生の手伝いをする。

徹底してやる。

 

自分の幸せを徹底的に踏みにじる。

自分の人生を犠牲にする。

復讐だ。

 

自分を糞にして、人のために働く。

復讐だ。

幸せになるために生まれてきたなどという戯言を笑うために、自分の人生を踏みにじって人のために尽くす。

 

そんな人生になるとは思いもしなかった。

馬鹿馬鹿しい限りだ。

 

ほかにどうしようもない。

馬鹿な人生になったものだ。