絶体絶命日記 2010.8    

 

 磁気の月18日

8月15日

 

 間違いなく人生は失敗したのだから、もうもっと適当にいい加減にやっていいのだ。

もうどう考えても挽回はできない。

いいことなどない。

 

だからどんどんやってしまえばいいのだ。

やってどう結果を出すかではなく、もう、結果など関係ないのだから、いい結果など出ないのだから、やってしまえばいい。

 

もっともっとやってしまえばいい。

考えなくていい。

考えていいことなど一度もなかった。

 

考え出したらその時を狙ってやってしまえばいい。

考えてばかりいる。

考えてばかりいる。

見る前に跳べではなく、そんないい事ではなく、もっともっと適当にやってしまうのだ。

人のことを思いやるのだなく、自分がしたいと思ったことをその場でやってしまうのだ。後のこともいい。どうでもいい。どうでもいいのだ。

 

もういいのだ。

もっともっと適当にいい加減に。

準備などせず、反省などせず、ふいっと足を出すのだ。

 

 月の月2日

8月24日

 

 覚悟がほしいのだ。

肚を決めたいのだ。

腹をくくりたいのだ。

 

しっかりと見、しっかりと聞く。

あわてない。

動揺しない。

目をそらさない。

自分の中だけで終えない。終わりをつけない。

 

一呼吸置いて、場に感応する。

何を言い何をするのかは考えない。

場に任せる。

場に動かしてもらう。

だから頭を空にする。空にする。中空にする。

考えない。

感応。感じて応じる。

考えない。

覚悟が欲しいのだ。

覚悟が。

もう何も持っていない。

何もない。

ほんとに何も持ってない。

 

 

 

 

 

しっかりと受け止めたいのだ。

 

月の月6日

8月29日

 

 

統一体。

呼吸、姿勢。

細胞への意識放射。

指先からの放射。

 

 

重心。

肚を決める。

一瞬一瞬の意識。60兆の細胞を活性化する。

いつも姿勢を正し、呼吸を肚に落とす。

 

一歩一歩の歩きに重心を正す。

足の悪さを活用する。

足の痛みを利用する。

 

この痛みのおかげで、重心、呼吸、姿勢、バランス、肚作りがよりやり易くなる。

 

一瞬一瞬に呼吸を送る。肚に送る。肚に落とす。

 

60兆の細胞に動いてもらう。

60兆の助っ人だ。

いつもいつも意識する。姿勢をまず意識する。

 

いつもいつもだ。

 

自分の体の輪郭を感じる。

自分の体の表の皮一枚を感じる。

自分の体の皮の下を走る血管と気道とリンパ道を感じる

 

太陽と地球の間に立つ自分の体を感じる。

 

太陽と地球の間の赤い血と肉を感知する。

 

場に出る。

場に出る。

 

感応する。考えない。考えない。

出る。

出て、感応する。

体に任せる。

 

体の任せる。

 

見捨てられた。誰からも必要とされていない。

復讐だ。

 

考えない。

考えに任せない。考えは裏切る。考えは不幸をもたらす。考えは破滅を生む。

考えは呼吸を止める。人生を息苦しくさせる。

考えはクズだ。

考えは仇だ。

 

 

 

誰かは知らないが体に任せる。

感知、感応。

だから?と問わない。聞かない。

感じたとおりに動く。

必然性を問わない。

もっともっと体の自由に任せる。

偶然を呼ぶ。

偶然に任せる。

もうどうでもいい。

どうでもいいのだ。

 

正しいも正直も純粋も誠実もいい。

お前たちに裏切られた。

よくやってくれた。

よくやってくれたよ。

 

だからもういい。正しさも正直も純粋も誠実もいい。

そこら辺に落ちて腐っていけ。

お前たちにはうんざりだ。

お前たちは何もしてくれなかった。

何もしてくれなかった。

 

だからお前たちをもういい。どうでもいい。

 

体に任せる。

意識と呼吸。

考えない。