絶体絶命日記     2009.1−31

1月27日

 

人生をまちがった。

しっかりその認識を得た。

 

いつも目の前の人の満足をえるよう振舞った。

全力を尽くした。

目の前の人は満足をしてかえった。

ぼくはくたくたになった。

でも満足をしてかえった人を見て、ぼくは満足した。

 

ぼくには掲げる旗はなかった。

54歳になって、例えば老後何をするといって、定年後何をするかといって、何もないことに改めて気付いた。

何もないのだ。何もない。

 

目の前に誰かがいて、その人が何かに困っていないと、動けないのだ。

誰かがいないと動けないのだ。

 

何もないのだ。

自分将来何したいのかが。

 

自分の掲げる旗がない。

それは悲しいことなのか。