絶体絶命日記 2002.1.131

□今月の主な出来事。(_−メ)

    湯島天神.

    成田山

    退会者再アプローチ

 

1月1日。月曜日。

ああ、寂しいものだ。

 

しかし今年は年男。

だからどうということもないが。

 

何かをし遂げた訳でもない。

何かをし遂げようと燃えているわけでもない。

人生斜めに生きながら、こらえにこらえ、守りに守り、一瞬たりとも油断せず、

後ろから切りつけられないよう、騙されないよう、知らぬ間に掠め取られぬよう生きてきたが、この寂しさは分かっていた事とはいえ、辛いものだ。

つまり一人なのだ。

 

どこまでも広がる緑の平原の小さな岩の傍らの、ゆらゆら風に揺れる細く伸びた葉の上から、小さな赤いてんとう虫に振り落とされていく、きらりと光る朝露の小ささにも及ばない、はかない人生。ぐっすん。てかぁ〜

 

1225日、一時金6万。

正直有り難かったと思う自分が情けなかったが、しかし有り難かった。

会社はどう持って行きたいのか。

教室をなくし、ネット授業のみにしたいのか。

しかしそれも時代の流れとはちがうだろう。

人と人との教え合いはなくならない。

 

相手の目に映る自分を確認する重さは、決定的に重いはずだ。

目の前にいる人の声のふるえ。

微かな視線の揺れ。

ほんのわずかな肩の揺れ。

立ち上がった時の風の揺らぎ。

 

それらが心に及ぼす力の大きさは、大きい。とても大きい。

そんな小さな動きに人は自分の人生の意味と大きさを感じとるのだ。

 

1月2日。火曜日。

4日には湯島天神。

中3、3名の合格祈願と合格鉛筆。

行くんだろうなやっぱ。

 

合宿にも来なかった。今1つ心つながってもいないんだろうな。

 

最も合宿不参加は経済的なこともあったのだろうがな。

でもそれでもこれまでみんな無理しても来たけどな。

 

いいや。

お祈りしよう。

きちっとお祈りしよう。

 

1月4日。金曜日。

行ったぞ湯島天神。

合格鉛筆を買う。

一人一人合格を祈願する。

一人の子の志望高校が思い浮かばず、あせる。まぁすぐ思い出したけどね。

気持ち入ってないのかね。

 

今回は、以前塾に入り、3年4年やってやめて他塾に行き、それでこの2月受験という子達も一緒に祈願した。

えらいね。

 

もっとも確かに経済的に他塾には行けず、という子たちもいたが、たいがいはうちで精神的な落ち着きと、基礎的学力をつけて他塾で仕上げというパターンが多いのだ。

 

そんな子の為にも祈るんだぜ。

 

えらいよな俺って。

 

嘘ばっかてか?

 

いや、半分はほんとなんだよな。

最初のハードルだから、うまく越えてほしいんだよな。

 

祈ったぜ。

 

16日。日曜日。

 

昨日、今日と実力テスト。

明日は出社。

 

さてどうなるのか。

春は来ないか。

今年が最後の卒業生?

冗談じゃないぜ。会社そんなに儲かってないのか?

みんな働いてるぜ。

動いてるぜ。

 

俺なんか、18年動きっぱなしだぜ。

報われないのかね。

そういうのって。

だめかね。

 

17日。月曜日。

 

緊急業務命令。明日1時出社。

 

何だ。

最終プロジェクトか。

それに刈り出されたか。

教室に支障はないというが、忙しくなりそうだ。

これからが走りこみ。

会社も大事だが、サブ3も大事。

 

リストラされようが倒産しようが、サブ3達成できたらそれはそれで納得できる。

そんな男だぜ俺は。。

 

早く寝よう。

早く起きて、走ろう。

そして働こう。

これしかないだろ。

 

19日。火曜日。

つまり以前無料体験をして正式入会にまで至らなかった生徒を再電話アプローチする。

これが新たに増えた仕事だ。

いいだろう。あたり前の仕事だ。

リストラ、倒産の憂き目には遭いたくない。

 

きちっとやる。仕事はきちっとやる。テキパキと動く。当然の事だ。

 

110日。木曜日

 

新宿本社まで行く。

具体的な再アプローチの方法をレクチャー。

 

しかしそれよりも朝8時に出て新宿まで行くのが大変。

腹の調子が悪いのだ、午前中は。

 

電車ではトイレの近くを占拠。

腹の調子が悪くなるとすぐ入る。

みっともなく情けないが、しょうがない。トイレの無い中央線はかなりびびった。

はぁ〜〜

 

しかしこの事と別に、疲れる。

年男だ。ことし48.

疲れる。

 

一人はな。

 

わかり、わかられるもう一人。

 

分かり合える2人。

ありえないが、有得るものとして、努力するその事があってもいい。

ないから辛い。

 

113日。日曜日。

同期で去年突然止めた元同僚から電話。

今は専門学校で教えているとの事。もともとそういう畑だったのだ。年収は800万。週休2日。これで普通の生活に戻れたと言った。

 

確かに年収400万無く、きちんとシステムが回っていないのだから話を聞いていて納得するし、気持ちは重くなる。うまく抜けたものだ。こっちの生活がおかしいのだ。

 

でも俺は最後までここにいる。ともに沈んでいくのだ。

正直者がやっぱり馬鹿を見るということを、自分で証明したい。自虐だな。

 

しかしどこかでやっぱ、ちゃんとやってれば、それだけのいい結果が出るということも信じてみたいのだ。

 

甘いね。

 

お遍路さん。お遍路さん。

114日。月曜日。

最初から最後まで、見る。

看取る。

 

途中で抜けるのは止める。

最後まで見る。何かきっと見える。だろう。

そのあとのことは、あとで。

 

それでいいだろう。

読解作文。

それができればいいのだが。な。

 

1月17日。木曜日。

何が自分にできるのか。

何をやれば人のため、世のためになるか。

 

120日。日曜日。

 

右目が痛い。

遠くを見て近くを見ると激痛が走る。

近くを見て遠くを見ると激痛が走る。

何だ?

これは?

 

まぁ、気にしてもしょうがない。

寝ることだ。眠ることだ。目を休めることだ。

 

痛いぞ。右目。

1月25日。金曜日。

 

きっついよなぁ〜〜〜〜この給料。

 

生きていけないぜ。

節約にも限度がある。

でもがんばるんだよな、俺は。

 

バカみたいにがんばるんだよな。

 

正直者がバカを見ることを証明するために、だ。

この世界が生きるに値しないことを確かめるために、だ。

 

大げさだな。

 

1月29日.水曜日.

「読解・作文教室」

これが動かないか.

とりあぜずWEB版できた.

これを出す.

2月スタート.

これに反応があれば嬉しい.

社のお知らせだけではなく、検索サイトにも入れる.

 

これだ起死回生になればいいのだが.

まぁそううまくは行くまい.