アメリカの報復反対

 

日本の対応.

アメリカと一緒になって攻撃するのではなく、あくまでも憎悪の連鎖を断つための方法を考え、実行すること.

 

 

アメリカの怒りと、悲しみはわかる.

だが今回のこの自爆テロを新たな21世紀の戦争と捉えるのではなく、ここでなぜイスラム社会が自爆テロの道しか選べなかったのかをアメリカは考える.世界が考える.

一人一人が考える.

そしてこの機会を、新しい平和構築の第一歩と考える.

 

アメリカが真に世界のリーダーとなりたいのなら、やられたからやり返すのではなく、ここで堪え、これまでの外交を考え直し、怒りと悲しみを耐え、新たな平和を築くために,新しい世界の秩序を築くために,報復をしないことを表明する。

 

それは夢物語でしかないのか.

 

やられたからやり返す。

そこから憎しみと悲しみしか生まれなかった事は、いやというほど我々は経験してきたはず.

これまでの経験は、歴史は何の為だったのか.

ここで報復をせず、この自爆テロがなぜ行われたのか。

なぜこれしかなかったのか.

 

国連なら国連という場で、話し合いはできないものか.

難しいだろう.

それはわかる.

 

だが、

だが

 

                                                                                                                                                      2001.914