マラソン日記    2004.7.1−7.31

白いスペクトルの魔法使いの年宇宙の月8日。

7月4日。

 

階段走×16

 

疲れた。

しかし去年はこの時期毎日10回,日曜日には25回やっていたのだ。

これはまずい。

もっと回数を増やさねば。

相変わらず足の筋肉の跳ね返ってくる感じがない。

萎びているのだ。筋肉が。

これは何とかならないものか。

単に疲れている。慣れる前の一過性のもの。か。

これからバンバン跳ね返ってくるのか。

 

やはり年か。

 

まあいい。

続けるのだ。

来週で慣れてくる。足も軽く,跳ねてくるはずだ。

ピョンピョン跳ね返ってくる。

 

白いスペクトルの魔法使いの年宇宙の月15日。

7月11日。

 

平日,10回。日曜日,20回。

しっかり階段登り,やっている。

だがまだ,足は慣れていない。

最初はふくらはぎに痛みがあり,普通に歩いている時にも,痛いなぁとあったが,それは消えた。

20回やっても,最後の20回目はこれでラストだと勢いがつき,20回の中でも一番速いスピードで駆け上っていける。

だが足が棒状態には変わりない。

体重が61.5s。

だいぶ減った。

要は夜食わないことだ。

それで落ちていく。

それに元々それ程食わなくてもいいのだ。人間は。食いすぎる。

 

 

来週も階段上り続ける。来週で一つ上へ行けるはずだ。

しんどくても,しんどいから練習になっていると思って堪える。

今年は完走する。

1分12秒去年より速く走ればいいのだ。

 

白いスペクトルの魔法使いの年宇宙の月18日。

7月15日。

まだまだ筋肉が張っている。

重い。

張りがない。

しんどいまま,まだ一度も休んでいないからだ。

休んではいるが,週1日の休みで,その休みは練習としての休みなので,グターと休んでいる〜という感じの休みはまだ1日もとっていない。

だから足はきつい。

 

あと1週間。

前日は練習はできないから休み。

その前2日間休んで3日連続で休むのが良いのか,3日連続で休むと足がボケてしまっていて良くないか,それとも逆にフレッシュになっていて良いのか。

休むなら早めに休んで前日,前日は走ったほうが良いのか。

色々細かく考えてしまう。

 

それなりに練習は続けている。いや,けっこうハードに続けている。

気温35度,36度の時も階段を登っている。

寝る時刻もいつのまにか1時前になっている。起きるのは8時前。

1時間共に早まった。

少し頭のぼや-とした感じが少なくなってきた。

 

さてどうなるのだろう。

 

白いスペクトルの魔法使いの年宇宙の月22日

7月18b日。

 

結局土曜,日曜,月曜,3日間完全休養。

土曜日は,階段を1回登った所で,足がもう棒になっていて,そのままジョッグに変更。階段から普通の道へそのまま移動した。じつに自然だった。

ああ,もう今日はダメ,という感じだった。きっと疲れているのだろう。

 

そのあとは2日間完全休養,と決めた。

こういうことは4月以来なかったことなので,ちょっと嬉しかった。とはいえ,その時間はただ寝ていただけだったで,情けなかった。あるいは,それほどに疲れきっていたということなのか。

 

実際,あと5日。

富士登山競争用のトレーニングというものがあったのだろうが,もう遅い。

あとは今あるもので戦うしかないのだ。

今年は12時前に入る。

入るのだ。入ってみせる。

 

白いスペクトルの魔法使いの年宇宙の月25日。

7月21日。

結局4日連続休んだ。

休むと疲れが溶けてじわ〜〜と出てくる。グターとなる。

テンションがどんどん落ちてくる。

元々ギリギリの精神状態の中,毎日を生きているのだ。

何気なく開けた穴から勢いよく水が入ってきた感じだ。怖い。

まぁ,明日は富士山入り,明後日,頂上へ向けスタート。

何とか盛り返せる。切り返せる。

それにしても,4月からの新トレーニング,吉とでるか凶と出るか,だ。

 

白いスペクトルの魔法使いの年宇宙の月27日。

7月23日。

 

8合目で終了。

 

完走が風に飛ばされているぜ。パタパタパタ。

 

全く何というか,難しい。

馬返しまでは問題ない。一度も歩いていない。ペースダウンもしていない。

5合目までもそうだ。歩いてないし,そのままのペースを維持した。

 

と思っていたが,馬返しで去年より4分,5合目でも4分遅れていた。

調子がいいと思っていたが,4分遅れで楽していたので調子がいいと思っただけだったのだ。脚力の衰え。きつい。悲しい。哀しい。

 

また去年よりスタートでスタートラインを越えるまでに2分多くかかった。

そうした遅れがそのまま8合目で出た。

4分遅れで終了。関門制限に引っかかった。

そのまま強制下山。前はすり抜けて頂上を目指せたがそうも行かなくなった。

一巻の終わりだ。

あっさりと終わった。

 

富士登山競争は読めないのだ。

8合目が幾つもあるのはわかっている。富士山ホテルというのが本物の8合目だ。

だがそこへ行くまでの登り道が,ある時は火山灰のザクザク道。ある時は階段。ある時は切り立った岩場。それがくるくると入れ替わり立ち代りでてくるのだ。

このままいけるだろうと思っていたところへ,ザクザクの道。スピードが出せない。岩場では這っていかなくてはならない。

 

 

もちろん絶対的に脚力不足がある。脚力があれば,細かな違いやスタートの遅れなど問題にはならない。とはいえ,こちとら50になろうとしている普通のおじさんだ。ギリギリで関門をすり抜けていくしか方法はない。

そこでコースがわからないというのが致命的なのだ。

全く辛い。

 

来年はどうするか。

脚力の衰えは,どうしようもないことなのか。

もうこのことはこの2年,3年,ずっと考えている。

その度に周りを見回して50,60のハゲデブチビのおやじ達で,俺より速いオヤジがけっこうたくさんいるという事実を考え,その中の1人にこの俺が入れないわけがないということで打ち消してきた。

だがそれも怪しいのだ。

怪しい。

怪しいもんだ。

 

 

といって俺から走ることを取り上げてしまうと,自棄酒から鬱,が目に見えている。死活問題なのだ。

だから走ることはやめられない。

 

だが走るたびに自信を無くし,人間が弱くなっていくのなら,それも考えもんだ。