マラソン日記     6月1日〜30日

白いスペクトルの魔法使いの年水晶の月14日.

6月13日.

 

4月の終わりから新しいメニュー.

ここに来て,できなかった懸垂5回が普通にできるようになった.

タイヤ跳びも普通にできる.

懸垂の後,足を直角に上げることもできるようになった.

進化だ.

 

1月から3月まで,距離を走り,そこそこ走りこんだと思っていたが,今回の新メニューで懸垂も,連続ジャンプもできない事がわかった.

やはり自己ベストを実現するには全体のバランスが必要なのだ.

腹筋だけではなく,背筋も,長い距離をそこそこ走れても,脚力は全然鍛えられてはいないのだ.だから全体の筋力トレが必要なのだ.

 

走るだけではダメ.

これが結論.

 

特に足の付け根の筋力だ.

普段から,大またで歩く.アンクルパワーとつけて大またで歩く.

これが必要.

足の付け根の筋肉が衰えると,足が前に出なくなるのだ.

これが一番まずい.

これを補強する.これが一番必要だ.

27日,富里.

とりあえず,一つ結論は出る.

 

白いスペクトルの魔法使いの年水晶の月19日.

6月18日.

 

とは言え,そこそこハードなメニューを殆ど95%以上,こなしてきているのだ.

疲れが来ている.

特にそれは1周約1100メートルのインターバルをやるとはっきりとわかる.

疲れてると足が前に出ず,太もも裏の筋肉が重くなっていくのだ.

それで1周15秒から20秒は一気に遅くなる.

今の所調子の良い時は5本やって1本は4分以内,あとも4分5秒を越えない.

疲れていると,一気に4分15秒が出,そのあと10秒を切ることで精一杯になる.

 

着地したあとの筋肉に戻る力がないのだ.

べちょっと土の中に筋肉が沈んでいく.

 

一歩一歩着地したあと,筋肉が土を跳ね返す感じ.

若くはないのだからそうはないのだが,それでも調子の良い時は気持良く大地を跳ねる感じがあるものなのだ.

 

それが今ない.

まぁ,ここで休むのか,ここを堪えてワンランク上に上がるのか.

難しいところなのだろう.

 

白いスペクトルの魔法使いの年水晶の月

6月27日.

 

富里ロードレース. (約10,6km.)

42分30秒 (10km 40分20秒.)

 

去年は42分20秒(40分2秒)だった.

実にパッとしない記録だ.

去年よりは暑くなく,そこそこ今年は練習もした.新メニューでだ.週に1度の1100mのインターバル5本は,けっこうきついしサーキットトレーニングもした.

 

今回は3km,3km,4kmと分けて走った.

最初の3kmは周りに合わせて,多少苦しくてもついていく.

次の3kmで調子を整える.

ラスト4kmは必死になる.まぁその通りに走った.

だが結果は今ひとつだ.

できればあと2分なのだ.

10kmで2分縮めたかったのだ.

であれば1kmで,12秒.1kmであと12秒速く走れなかったか.

確かにゴール後はガックリきたが,それ程致命的に疲れたというわけでもなかった.もっと走れたかもしれなかった.

 

やはり脚力なのだ.

一歩一歩にグイグイ地面を蹴る力がない.

それがあれば1kmで12秒は縮められる.

脚力だ.

確かに年はとっていく.

だがゴールにはぼくより先に禿でデブや短足の親父たちが腹立たしいことにけっこういるのだ.

どこが違うのか.

脚力だ.足がやわいのだ.

 

坂道で抜かれていく.

足が動かない.太腿がキーンとしびれていく.

 

地面をぐいっとえぐる力.

地面を後ろに持っていく力.

これが必要だ.

こいつがほしい.

一つ一つの動きに力を込めたいのだ.そしてそれが流れるように続いていく.

 

そして次はいよいよ富士山だ.

去年は1分足りずに完走を逃した.屈辱のゴールだった.

1分遅れで鳥居をくぐると,そこには満足げに談笑する人,人,人,

だから今年はリベンジ.

 

そして富士山こそ,脚力.

これは階段登りに尽きるだろう.

コツコツと何段も登ってやる.

コツコツとだ.