夢日記 2003.10.1-30

大きな団地.ニュータウン.

同じような家が並び、大きな通りが縦横に走っている.

ぼくはその町並みを、探している.犬を探している.

飼っている2匹の犬だ.探しださなくてはならない.その犬は大事な犬で、生まれて3年目の誕生を祝う式を行わなければならない.

犬は白と黒の犬.

耳が大きく、目がくりくりしている.チワワだ.

ぼくは家の庭や、公園や、学校や、工事現場や、駐車場や、林を探している.だが見つけられない.

このままだとまずい.

何がどうまずいかを考えるが、それは思いつけない.

だがまずいのだ.

この町にとってまずいのだ.それだけは分かる.

 

昼を過ぎてだいぶ立つ.

ぼくは何も朝から食べていない.

だがそんな事はどうでもいい.

 

マンションとマンションの間の2,3メートルの路地に、ダンボールが立てかけられている.風を避けるように、小さな小屋のように立てかけられている.

ダンボールがカタンと倒れた.

中に2匹の犬がいた.

見つかった!

ぼくはびっくりし立ちすくむ.いたのだ.ぼくは両手を開き、駆け寄ろうとする.

そのとき2匹の後ろからもう1匹の犬が飛び出て来た.

2匹の母犬だ.

母犬ははじめてみたが、その犬が2匹の犬の母親だという事は分かった.

 

ぼくはさらに両手を開いた.

3匹の犬が駆けてくる.

ぼくは目一杯両手を広げる.

犬たちと抱き合う.

ぼくが開いた両手の中に3匹がちょうどよく入る.

ぼくは3匹を力を込めて抱きしめる.

こんなにうまく行くとは思わなかった.

ぼくはその事に何よりも驚いた.

探し出せたのだ.