夢日記 20025.131

                                                      

58.火曜日.

 

居酒屋で飲んでいる.

昔の同僚達とだ.

その中の一人の女の人がえらくくっきりと見える.

昔部下で、今は上になっていてこの前5年振りで会った時は散々愚痴や仕事の辛さを聞かされた子だ.子と言ってももう356だろう。

 

場所を変える.

ぼくは出ようとしたが、白のセーターが無い.

今日僕は一度家に帰って、ラフに着替えてきたのだ.

そのセーターが無い.

 

僕はみんなから遅れるのを気にしながら部屋や、店の人に聞く.

 

さっきの元部下が僕を見て笑っている.

髪の毛がつやつやしている.

とはいえやはり年だよな、と僕は思って見ている.

セーターが無いと、外はまだ寒い.

 

僕はとにかくみんなに追いつこうと足を速めた.

白のセーターはまずかったなと思う.

元部下が後ろから駆けて来る.

セーターが見つかったのだろうか.

 

59.木曜日

 

中学の友だちだ.

映画「悪名」の八尾の朝吉親分のような男で、僕は銀次を気取っていた.

 

狭い部屋から商談を終え、彼が雨の中出て行った.

 

すぐに他の人たちが、彼に言い忘れた事があったと騒ぎ始めた.

今更言えないと騒いでいる.

大切な事で何とかしなければまずいと騒いでいる.

でも言えない.

どうしょうと騒ぎつづけている.

 

ぼくはいいよ、と店を出た.

みんなが驚いている.

道路に出てぼくを見ている.

思ったより人は多く、10人を越えている.

僕はちょっと緊張した.

 

彼らが彼に言い忘れたことは次の会合の日にちだった.

次に会えるかどうかが問題だったらしい.

 

追いついた.

彼は僕を見てちょっと驚いた.

30年以上経っているのだ.

 

僕はいきなり、今度の土曜日彼らに会ってくれないかといった.

親分は頷いた.

 

それから30年ぶりの挨拶に入っていった.

 

ちょっとやせた感じだった.

僕はどう見えるのだろうか.

会合の場所は後日ファックスで送ることになった.

 

彼らのファックスは古く、細かい線が出るかどうか心配だった.

親分は僕より背が低かった.

 

昔はそうではなかったはずだ.

 

524.金曜日.

 

藤原嘉明が若いドンフライ似の外人と試合をして,両肘を引き抜いた.

 

両肘は抜ける時真っ白な幅3センチ,長さ5センチほどの筋肉の繊維のようなものを見せ,伸び,切れた.

 

若いレスラーは目を大きく見開き,口を開け,しかし叫び声は上げなかった.

 

藤原は抜けた2本のひじをポンとリングに投げ捨てるとロープをくぐっていった.

 

5月31日。金曜日。

 

夏の暑い日,セーターを脱いでいる。

 

そしてそれを隣の子に着せる。そしてまたそのセーターを脱がせ,別の子に着せる。

それを何回も繰り返している。

 

天井が低く,窓の外は夏の太陽で白く光っている。

暑い。

えらく暑い。

 

部屋にはたくさんの教え子がいる。

いつの,どの教室だったが思い出そうとするが,間違えるとまずいので,思い出すのが怖い。

 

気がつくとみんなが同じセーターを着ていて笑っている。

 

みんなが正面を見て僕を見て笑っている。

 

みんな似合っている。

 

しかし暑い。

セーターの季節ではないのだ。