夢日記 11月1日〜30日. 赤い惑星の月の年 自己存在の月4月16日。 11月2日。 薄暗い公園。細い道の向こうから背の高い男、太った男、筋肉質の男の3人が歩いてくる。 明らかにぼくに敵を持っている。 ぼくは持っている細い棒を確かめる。怖くはない。大丈夫だ。 突然3人が走り始めた。 3つの影が音もなく近づいてくる。ぼくは持っていた細い棒を3人に向けてついた。簡単だった。3人はあっという間に道に座り込んでしまった。そして投げやりにふてくされたまま悪態をつき始めた。 よく見ると、のネプチューンの3人だ。 僕は部屋に戻った。 部屋ではもうみんな戻っていて眠っている。 ぼくはそっとベッドに入った。 しばらくして社長が見回りに来た。 外に出た者がいるとの連絡があったのでその確認に来たのだ。 社長は規則を破った者は罰すると言った。 全員が起こされ、夕方から就寝までの行動を聞かれた。 ぼくは正直に答えた。 社長は困ったような顔をして、ぼくの背中を叩き、まあいっかと言って部屋を出て行った。 ぼくはまだ明けていない道を歩いている。 昔の同僚(Y.T)だ。 「今度講演を開く。そのポスターだ」と言ってぼくに紙を差し出した。 茶色をもとに、日にちと場所が書かれているが、いかにも稚拙だ。 これじゃ誰も来ない。 ぼくは困っている。 彼は平気な顔でいる。 赤い惑星の月の年 自己存在の月4月23日。 11月23日。 体育館で50人ほどの外人の子供たちが座っている。 僕は気になってもどった。 みんな体育座りで大人しく待っている。 英語を話すのがいやだったが周りには誰もいず,ぼくは思い切って話しかけてみた。 何でもこれからこの体育館をスタート地点として,オリエンテーリングを始めるのだが,担当の先生が来ないということだった。しかもスタート時間はもう1時間も遅れている。 ぼくはぼくの責任で始めようと思った。 各地点を行ったり来たりして,事故の無いようにする。そうすればいいだろう。 でないと大人しく待っていた彼らが可哀想だ。 ぼくは隅に置いてあったらマニュアルを見て,各ポイントを頭に入れ,スタートをかけた。 子供たちは飛び跳ねて出発した。 僕は迷子がでないよう,危険な場所に行かないよう,揉め事が起こらないよう,走り回った。 何とか無事終わった。 ぼくはホッとしてその場を去ろうとしたl。 何人かの子供たちが走り寄ってきて,指を指した。 ゴール地点に幾つもの賞品が置いてあったのだ。 赤,白,青,の3色の袋に包まれ大きく膨らんでいる袋だ。 これを勝手に彼らに渡していいだろうか。 でもこれは用意してあったのだからいいのだと判断して,着順に従って彼らに表彰した。 彼らは袋を開けた。 中から薄いピンク地に薄い青い線がさっと入った直径20センチほどの球が出てきた。 柔らかそうな球体だ。 見ているうちに左右に球は割れ,かわいらしいリスのような,大きなハムスターのような動物になった。 別の袋からは真っ赤な蝶がゆっくりと空へと飛んでいった。 最後の袋からは拳ほどの大きさのてんとう虫が羽を震わせ地面から1mほどの高さでじっと浮いている。 ぼくはカメラを向けた。 うすいピンクと青い線の動物にカメラを向けた。 焦点が合わない。 じっと待っているうちに焦点が合い,短く柔らかそうなふさふさした毛に触れたくなる。 それにしてもなぜ大人がいないのか。 ぼくは急に激しく怒り始めた。 階段を上る。 誰か責任者がいるはずだ。 隣には昔の同僚がいる。 ぼくは彼に誰が責任者なのかを聞くと,彼は口を濁して言わない。ぼくのめったに見せたことのない怒りに,教えないほうがいいと考えているようだ。 廊下に餃子が並んでいる。 電子レンジ解凍して食べるやつだが,袋が破られていて,半分解けている。 先生方に食べていただこうと思って。 横に立っていた中年の男が笑いながら言った。 ぼくはその餃子を引っつかむと廊下の先の壁に投げつけた。 まだ半分は固まっていたので,壁に勢いよく当たり散らかった。 ぼくの怒りは少しも収まらない。 どんどんヒートアップしていく。 そのまま目が覚めた。 久々に怒ったのですっとしたような,まだまだ修行が足りなく情けないというような気持ち。 赤い惑星の月の年 倍音の月5月1日。 11月15日。 リストラされた連中が戻っている。 みんなと一緒にまた仕事をしている。 だが仕事は事務だ。 みんな机で仕事をしている。 課長はそれでもうれしそうに大声で指示を与えている。 ぼくはすっきりしない。 部屋の中はシンと静まり返っている。 |