マラソン日記 2002.1.1−1.31. □ 今月の主な出来事。(−_−メ) □ 正月走りこみ.その後も走りこみ.トータル 1月1日。月曜日。 27km。 あと273km。 家から東戸塚駅、イト−ヨーカ堂、家。を走る。 元旦に走る物好きも4名いた。 できれば挨拶を交わしたかったが、目を会わしてくれない。 登山途中、山ですれ違う時は挨拶をするのが普通だが、同じように今から20年程前か、青梅マラソンが脚光を浴びた始めた頃は、街でランナー同士すれ違う時は挨拶をし合ったものだ。 最近そういうことがなくなった。 まぁ別に構わないが。 いい調子で走れる。 風邪を引きながらの走りなので、疲れる。 昨日も年越しそばを食べないまま寝てしまった。 せっかく実家に帰っているのに両親には悪いことをしたが、起きていられなかった。 今日も今12時。 これを書いたらすぐに寝る。 今日が確か初夢だろう。 今年1年を占ってやろう。 1月2日。火曜日。 23km。 あと250km。 今日は大和、海老名、厚木と行きたかったが、迷う。 引き地台ニュータウンで迷う。 しかしなかなかのペースで走る。 かなりのぺーすで走れるのだ。 実家の坂。前よりも一気に登れる。これは上達の証。 今日前から白一色のランナー。 近づいて目が合って互いに礼をしてすれちがう。 白髪の60歳台のランナー。 気持ちよくすれちがえた。 1月3日。水曜日。 25km。 あと225km。 大池自然公園。7周。 3周はかなりのペース。1周9分を斬る。 いい感じだ。どんどん進める。足も軽いし呼吸も楽だ。 だが怖いのは肉離れ。これだけが怖い。いきなり来るからな。さっと斜めに細い刃物を入れられる。それでおしまい。なのだから。 明日も2時間は走る。できるだけ30Kmに近づく。 箱根駅伝。 法政の徳丸だっけ。 来てしまえばおしまい。痛い、痛いのだ、体も心も。 1月4日。金曜日。 27km。 あと198km。 昭和の森。2時間。太陽の森(地獄坂側のみ)1周7分。 いたぞいたぞ、市立船橋、埼玉栄、八千代松陰。合同トレ。 しかしかなり不思議なトレーニング。 200メートルの坂を間をおいて、40名、40名が向かい会う。 そしてバトンを持って、間200メートルを9割で走る。かなりフォームを気にして走っている。 1度に走るのは7,8名。 バトンを相手に渡しそれを延々と続ける。 僕が森に着てから1時間やってからおそらく倍の2時間はやってただろう。 つまり200mのインターバルを間、3分程で、4,50本やっていたわけだ。 多分本数が決まっていた。だんだんと人数が減っていったからだ。 結構楽のように見え(間がそこそこあったからだ)たが、2時間近く経つと、皆ひっくり返っていた。バトンを渡すことで、個人のいい加減ができず、延々と続く事が精神的にかなりきついのだろう。 しかも他校との合同トレであれば、手も抜けない。 なかなかの練習と見た。 その間、キロ4,5分で2時間走った。 こっちもなかなかの練習。 この4日間で、102km。 いい感じだ。明日明後日と走れないが、日曜日30km走ればそれでいいだろう。 かなり足、きてる。走ってて膝が伸びない。 足が細くなった感じ。 足のひとさし、ひとさしが筋肉と骨を前方に移動しているという感じ。 そのあと一瞬置いて体が移動していく。 かなり追い込んでいる感じがする。 1月6日。日曜日。 昨日今日と実力テストで走れず。 しかし駅の階段の上り下りで足のふくらはぎ、ひくっと軽い痙攣が来る。 やっぱ、きつかったのか。しかしたかが1日25kmの4日間。 そんなたいした事ないのだが。 しかし12月は280km。勉強合宿もあったし、学期末の面談もこなした。 それを思えばかなりしんどい中でのトレーニング。 ここで足がピクピクしてもしょうがない、と思うか。 中1の子今日始めて、10キロ走ったという。 足がイタイイタイという。 でも嬉しそう。 高1の女の子。1500で4分を今度切るとメールで宣言。 みんな可愛い。がんばってる。 いいね。こっちもそのエネルギーもらって、がんばるか。 1月9日。火曜日。 5km。 あと193km。 今日は走れなかった。 まずい。 今後週1回、東京へ出社しなければならなくなると、1日1日が本当に大事になる。 早く寝ること。 早く起きること。 1日を走ることに集中する。 時間が取れなければしょうがない。 今日もこれを書いたら寝る。 酒飲んでだらだらしない! 1月10日。水曜日。 23km。 あと170km。 明日走れないということで、今日気合入れた。 正味100分。昭和の森。小中池にも下りた。 ゆっくり長く走ってもだめ。 速く長く走る。 3,4回はいっぱいっぱいまで息を上げ、筋肉を絞る走りをする。 森の木から木の間をダッシュ。あるいは長めに距離を取って、8〜9分走。 もともとクロスカントリー用の森だから、アップダウンもあり、坂を駆け上る。 かなり疲れた。塾への行きの電車の中では知らぬうちに寝た。 足も来ている。階段も上りがいがある。 金曜日にもこの感じで押す。 1月11日。金曜日。 25km。 あと145km。 走った。疲れた。腰にきている。2時間走る。 目の前3メートルをじっと見つめひたすら走る。ただただ走る。 ただただ走った。 こんな時、この走りの中に溶け込めないものか。 知らぬ間に1時間が経っている。気がつくと別のコースに出ている。 そんな事は起きないのか。と思う。 これまでに3度あった。 完全に走ることに入った。走るという行為に溶けた。意識が消えた。 我が消えた。 電柱より高くから走っている自分を見た。 足が壊れ、息が上がり切っていたが、体は問題なく前へ前へと進んで行く。 心が落ち着き、ふんわりと和み、のびのびと自分を見下ろした。 そんな経験が3回あった。 あの時の大らかで清清しい感じ。伸びやかで、絶対的な安心感。 それがほしいと思う。 だがない。この10年ほどない。 気になるのは足の痛み、腰の痛み、腕の、首の痛み。 苦しい呼吸、不安定な体のバランス。 向かってくる車、すれ違う人、人、人。 そして明日の心配、昨日の後悔、今の不安。 そんな中で走りは走りの中に溶け込んではいかない。 何がどうなればそうなる? 何をどうすればそうなる? 1月12日。土曜日。 18km。 あと127km。 90分走。かろうじて走れた。 1月13日。日曜日。 27km。 あと100km。 2時間走。走れる。走れる。いい感じで走れる。 明日は昼間に走りたい。日の光の下走りたい。 1月14日。月曜日。 24km。 あと76km。 走って、走って、辛いとこ走って、 捨てられるか。 何か捨てられるか。 何も捨てられない。 くずな気持ち。 そればかり膨らんでいき、割れ、へばりつき、取れない。離れない。 人に認められたい。 感謝されたい。 小さな器、古ぼけて割れて欠けた小さな器。 何もそこに入らない。 何もそこに満たされない。 吹き抜けて、カサカサの、干からびて、砕け散っていく、砕け散っていく 1月17日。木曜日。 少し休もう。走りすぎてるかもしれない。 日曜日は3時間走か40キロ走。どちらかをやる。 そうなるとあと35キロだ。 こんなに走ったことは無い。 しかも11月は肉離れを起こした。 明日も休もう。怖い。 1月18日。金曜日。 休むと疲れが滲み出てくる。 1月19日。土曜日。 5km。 あと71km。 1月20日。日曜日。 40km。 あと31km。 `4分45秒。3時間10分走。 走った。 走ったぞ。 そして考えてみると、来週だ、館山は。 通して3時間10分。問題なく走れる。 右ひざ痛み。右足が伸びない。しかし押して行ける。 今も別に支障はない。 狙う。 サブ3狙う。 30キロまで慌てない。 30キロ過ぎて、勝負。 館山で勝負。 1月23日。水曜日。 日曜日雨。らしい。 どうするか。大問題だ。 また太もも裏けいれん、おきたら終わり。 決める。雨合羽。腰で切る。短いの着て走る。 ロングタイツはき右足太もも裏には、温湿布を貼る。冷湿布ではないだろう。トンガラシ入りの奴だ。 これでどうだ。 どうだろう。 う〜〜〜ん、わからん。 1月24日。木曜日。 5km。 あと26km。 ソックスと手袋を買った。 まっさらは気持ちがいい。 脚はもつか? 暖かければ大丈夫だろう。 雨降るな、雨雨降るな、雨降るな。 1月25日。金曜日。 7km。 あと19km。 ためしにトンガラシ温湿布を貼ってみた。 思ったほど熱くはない。ヒリヒリしない。 これを付けて走るのだ。 さらにどうだ。雨合羽。悪くはないと思う。 雨降るな。降るんだな。どうしよう。それで肉離れなったらすぐギブアップ。 3月3日に切り替える。佐倉。 いや雨降っても粘る。じっくりフル走る。 1月26日。土曜日。 いよいよ明日だ。 雨。 緊張する。今から緊張する。 トイレをきちっとする。 電車の中で体を冷やさない。 しかし館山、雨が降ってたら、スタートまでどうして待てばいいのだ。 テントもう一つ2つ3つ張るのか。 今、1時。出発5時。睡眠は3時間。 食事も難しい。4時、普通に。8時、ウイダインゼリー。 だがゼリーだけでは腹にたまらない。やはり米。海苔巻とゼリーだろう。 緊張する。 1月27日.日曜日. 54km. あと−35km. 3時に起きる.5時出発. 朝はスパゲティを食べる. 電車の中で海苔巻、館山に着いてウイダーインゼリーを補給. まずは腹の調子だ.スタートラインにつくまでに5回はトイレ.そうでないと大変なことになる. でもこれは館山行きの電車の時間が2時間あるのと、館山は結構トイレが多いのでクリアー.ホッとする. しかし問題は朝からずっと降っている雨なのだ.天気予報では12時まで振り続けるらしい. しかも僕の乗った列車は昨日からの雨のため館山止まりになった. だが館山につくとありがたい事に雨はやんだ、ほっと安心する.がまた降ったりやんだりが続く. そこで今回初めて半合羽を着た. 走り始めて10キロ前後で冷たい雨が降り出す.これが30分ほど続いたが、いつもより体は冷えなかった. 風も強く館山の海はうねり、岩場では空高く白い波しぶきが上がり、煙のように舞っている. だが半合羽のおかげで乗り切る. これは正解だった. 30`まではていねいに、走る.あわてない.また肉離れが起きたらそれでおしまい.足の回転を大きくする.蹴り足を流さず丸く回転させる.一歩一歩を屈伸運動のようにし、筋肉が硬くならないよう気をつける. 5キロ、 22分. 10キロ 44分. 15キロ 1時間6分 20キロ 1時間28分 中間点 1時間33分 30キロ 2時間14分 30`までは問題はなかった.まったく時計を気にせず余裕を持って走ろうと思った所、5キロ22分がぴたりと続いた. 腕を降り、腰をひねり、親指で地面を掻く. 息を大きく吐く. 30キロから32キロまでがほとんど下りでえらく楽に飛ばせることに今回初めて気付いたし、風に舞い上がるコンビニの袋をトンビが追いかけるのも見たし、ピ〜ヒョロ鳴く声も聞いた、大きな神社や小さな神社と幾つもの神社が、草の陰、林の陰にあることにも気がついた. 35キロ. ここで足に来た. 両足太ももだ. 足が重く硬く痛く前に出ない. 30キロから35キロで飛ばしすぎたからか. 11月肉離れで練習できず189km.12月、280km、1月は既に281kmを走っている. 少ないか. 300kmを3ヶ月. やはりこれなのか. であれば少ない.足りない.確かに足りない. それで35キロで限界、と言う事なのか. 35kmからはひーひー言いながら体をゴールを持って行く事だけ. 海岸沿いの強風の追い風では本来ならばありがたい風なのだが、風に追いやられコロコロ転がされるだけ. あと5キロからは泣きながらの一歩一歩. 情なかった. しかし、であればここで考えるのは、今回3時間切れなかったからどうこう言うのではなく、今日レースも練習の一つにし、次回3月3日佐倉を目指すと切り替える. これが大事だろう. 帰ってから10km走った. 1月30日.水曜日. 10km. あと−45km. 走ったぞ. だいぶ戻っている.昨日は歩けなかった.屈伸運動などとんでもない. だが今日はごく普通に走った. 佐倉だ. 明日は本社会議で走れず. 今月は345km. 2月で落とさない事. 3月こそ期待できるように. |