２００１．７．１〜３１ マラソン日記

7月1日。日曜日。

今日から､富士登山モード。

昭和の森の森の中の階段を上る。平均して170段｡それを10回。

1つ270段というのがあって､それがかなりきつい｡しかしそれが目安になるだろう｡

こいつをさらっと登れれば､進化｡

でも後3週間とちょっとしかない｡

1日1日､気合込めて｡

富士山は半端じゃやれないからね｡

7月3日。火曜日。

森の階段走。かなり効く。筋肉痛。それもふくらはぎ､意識してジャンプ気味に走ったからだろう。これを続ける。と言ってそれほど練習期間はない。

遅かったか。しかししょうがない。今週は走る。休まない。そして1週間前にピークを持っていく。

7月4日。水曜日。

飲みすぎ？

5時ごろ目が醒めて吐く。えらく吐く。ゲロゲロだ。

まいった。今も気持ち悪い。

そんなに飲んだか。

7月5日。木曜日。

今日は2回の練習。スゴイ。午前中は瀬戸坂を×10.

午後は成田チラシ配り。自転車で愛子､有花周辺まで行き､そこでチラシ配り。一時間。

かなりの汗。

体締まった感じ。

明日も明後日もしあさっても走る。

ここで一気に行く。1週間前までは走りこむ。太もも､脹脛に負荷を。

7月7日。土曜日。

昭和の森での階段走のつもりだった。時間がなくなってきたので,自転車で行ってそこで階段走と思ってこいでいるうちに,九十九里の潮騒を聞きたくなった。

そこでそのまま大網街道を走った。行きも帰りも4０分。ママチャリこぎまくっての80分。

かなり太ももに来るがそれが富士登山には効くか。

風が心地良かった。

7月10日。火曜日。

昭和の森階段走×６．

これまでならてっぺんに着く前に1回は上を見上げた。しかし今日はそのまま登った。慣れている。足が平気になっている。ぐっと坂に足を押し付ける。坂がぐっと返してくれる。いい感じ。

その後今度はチラシ配り。200件配る。これもポストとポストの間をダッシュ。

いいトレーニングになる。それで反応があればもっといいのだが。

帰って急に眠気。疲れが一気に出る。猛暑の10時から12時半だ。

しかし今日は2日分の練習。納得,満足。

7月12日。木曜日。

ゼノールハードゲルを買う。これまでも使っていたが,朝起きて1塗り,寝る前に1塗りの2回｡しかし痛みやや増し。

左アキレス腱,こわい。

そこで教室についてまた1塗り。一日3回塗る。

疲れたまってきた。

しかしこのまま行きたい。たまっていてももっと溜める。どこまでいけるか。

そんな気がある。

眠い。

７月１４日。土曜日。

昭和の森の坂×１０。

ここは世界クロスカントリーでは心臓破りの坂と呼ばれているがたいした坂ではない。とはいえ暑い。３５度は超えていた。でも今日はいつもは誰もいない森に千葉西の高校陸上部が来ていて，走っていた。彼らの前でオジサンもがんばっているところを見せようと，辛い所もこらえて走った。別に誰も見てはいなかったが，他人の視線があればがんばれる。(というのも情けないが)

だいぶ足はできているような気がする。

でも前にもこんなことはあった。調子良いと思っていてもいざレースになるとついていけない。

結局自分の尺度の中での調子良いにすぎない。気をつけること。

7月15日｡日曜日｡

昭和の森最大最長の坂を×6.

これはなかなかの坂｡一気にはいかない｡太ももがしびれる｡そこをこらえにこらえて6回｡

左アキレス腱はれてる｡これははれてるんだよな｡大丈夫か｡心配｡

昭和56年に4時間9分22秒で登っている｡1981年だから20年前だ｡26歳｡

20年ぶりの挑戦｡

狙うは4時間｡

切るもんね｡4時間｡

馬返し1時間を切って,残り3倍｡

55分なら,×3の165分｡で220分,3時間40分｡

甘いよな｡甘い甘い｡だって20年前の記録を切ろうってんだよ。26才のわたしに勝とうッてんだよ｡

ふふふ｡

それこそ甘い｡私を侮ってはいけない｡

切って見せる｡

7月17日｡火曜日｡

水辺の郷公園階段走×10.

170段あるからこれは昭和の森と同じ。それを10回繰り返したのだから,いい練習｡後半を2段飛びにしたが1回しかできず｡さすがに足は持たない｡

しかしここできつい事やっておかなければ本番はもっとはるかにきつい｡何せ富士山だ｡半端じゃない｡ここでどんなにきつい事やってもはるかに本番の方がきつい｡

といってもうきつい練習やるのも後3日｡日曜日からは休む｡筋肉を戻す｡

それにこの連日の暑さ,35度を超える中できつい練習もそうはできない｡

一体どれ位で走れるのか｡

いやそれよりもぎりぎりの所で体追い込んで富士の霊気をもらいたい｡

純化して帰りたい｡

その後チラシ110部,

ダッシュで配る｡

なかなかの根性｡我ながら感心する｡

7月20日｡金曜日｡

また水辺の郷公園階段走×10．

最後の20段では太ももがしびれる｡

これから土曜,日曜,月曜,火曜と休む｡

筋肉が戻るの待つ｡じっくり寝る｡

水曜日に爆発する｡

とりあえずやった｡去年と比べたらやった｡後は本番でどこまで死に物狂いになれるか｡

それをやりたい｡

それができる舞台だから楽しい｡霊山富士｡受け止めてほしいぞ｡富士！

7月22日｡日曜日｡

土曜,今日,明日,明後日は完全休養｡

今日は準備｡

走る時はランパンにランニング｡帽子,軍手｡持ち物がウィダインゼリー２個｡飴｡バンドエイド,ティッシュ，ハンカチ,冷ややかシート,お金,ゼノール,カメラ｡

こんなもんか｡

あとは電車の時刻｡

馬返しに50分以内｡

あとはひたすら立ち止まらず進む｡時々の屈伸運動は忘れない｡足がやられる前に必要｡

4時間切れるのか｡

いやそれよりも完走できるのか｡

どれだろう｡

不安｡

7月26日。水曜日。

ケッ,甘いぜ。

4時間47分。

4時間30分が制限時間だから記録なし。完走できず。というわけだ。

ケッ。

甘いぜ。何が4時間を切るだ。大体26才の時の記録をどうして46になって切れる？

甘いよな。

ま,いっか。去年は嵐で5合目で中止,今回は完走できず。来年行く理由ができた。

という事で来年のために反省だ！

出発８時,東京,中央線,大月,富士急行,富士吉田着,2時。6時間。

千葉富士吉田間,3200円。

宿,筒屋。扶桑教御師。此花咲耶姫,御神体。

国道137号浅間神社へのT字路手前。市役所まで徒歩30分。

3時から夜まで,天神祭り。子供たち盛り上がる。ぶらつく。

7時食事。9時就寝。蚊に悩まされる。4時起床。実質3時間睡眠。こういう時は絶対に眠れない。皆のいびきを聞いてから眠る。今日は皆静かだったが蚊にやられた。

しかし最初から眠れさえすればOKと思っていたから問題なし。眠れなくてもそれで体調が一気に悪くなることなどないのだ。

晴れ。

中ノ茶屋,41分30秒。

ここまでのダラダラ坂。去年よりは走れた。途中立ち止まることはなかった。ここで気付いた事。坂だからと言って前屈みになるとダメ。腰にくる。ここは坂と垂直になり前を見る。こうするとさっと3,4人を抜ける。アラっと思う。腰も痛まない。

馬返し。1時間9分。この時点で遅れているのだ。しかしまだ可能性はある。

まだきつくはない。割と道の広い所では前を抜ける。

5合目。2時間15分35秒。

まだ可能性はあるのだ。そしてまだ疲れてはいない。マイペースで走っている。

しかしかなり汗はかいた。給水と水を頭から必ずかぶる。

しかしここから7合目,8合目が3個所4箇所あり,計測不能。

8合目を出ていきなり視界が広がる。そしてここで後40分と言う声を聞く。

驚く。あせる。そ,そんな！

頂上は雲の上で見えない。こりゃ無理か？

ここからペースをあげるが,岩場岩場でペースが上げられない。

しかも足に直接来て,四つんばいで手で登る。

この方が登りやすい。見栄えは悪いが,楽だし速い。

しかし時間がない。

後20分という所で上から,制限時間を超えます,帰りのバスの時間もありますので下山ルートでお帰り下さいと聞こえる。

冗談じゃないぜ。そりゃあと20分で頂上は無理だわ。見えないもん頂上。しかしここで帰るのもないだろ。皆になんて言う？

それより頂上には行きたかった。頂上は踏みたかった。

それで続けた。

他の人もみなそのまま登りつづけた。

4時間47分。

ゴールの電光掲示板。

甘かったな。

でも各5合目6合目7〜9合目で制限時間まであと何分,このままだと危ない。次の合まで何分で行く必要があるなどアドバイスしてくれれば良かったのにと思う。

どうも最後はあせりと諦め,後悔の中の走りで今ひとつ燃えなかった。

頂上は結構賑やかだったが早々に降りることにした。

これは事前にコースを知っておかなくては勝負にならない。

この後頂上までも立ち止まりは3分間だけを除いてはなかった。さすがに9合目近くでは空腹と高山病か意識が弱まり頭もガンガンし,ウイダインゼリを取り一息つく。

どこが頂上なのかわからずペース配分が全くできなかったのが敗因。

しかし馬返しまでをもっと早くすることも必要。

とはいえ長い坂ばかりというのはかなりきつい。それこそトレーニングが必要だ。それが足りなかった。

軍手は正解。四つんばいでは必需品。ウインダインゼリーも2個食べたが効いた。

来年はきちっと4時間30分内で登る。

いい目標ができた。

ということだ。

筒屋さんでは神殿を開けてくれた。

昔は富士講でいつも開けていたそうだが,最近は開けていない。富士山の低周波地震を治めたいと札幌の行者が先月富士5湖に祈念を懸けにきたそうだが,その時ここに泊まり久々に神殿を開け祝詞を上げた。それ以来だという。

完走と教室の弥栄,両親の幸せな晩年を祈る。

帰りは高尾八王子で人身事故,三鷹から千葉まで各駅停車。千葉では大雨でダイヤ混乱。

ようやく着いたのが11時半。けっこう消耗した。会社帰りのサラリーマン。俺は今日は走って富士山登ってきたんだぜ。完走できなかったけど。チクショウ。(T_T)

そして今翌日の10時。

朝は7時に起きる。日に焼けた肩が痛くて眠れない。まだ体が興奮していて目が開いてしまう。

ところで9月10月のレースどうする。早急に決めないと｡

7月28日。土曜日。

9月白井梨マラソン,10�`。10月手賀沼エコマラソン,ハーフ,11月成田POPラン，ハーフ。つくばマラソン,フル。

これでどうだ？

早速申し込みだ。

7月30日。日曜日。

走る。足に痛みなし。体のどこにも異常なし。であればもっと本番で酷使してよかったか。

手賀沼と成田,間1週間しかない。これは考えるべき。

成田では中1の女の子と出る。この前の富里では女の子9位。こちらは百何位。

これだってい良いんだけど,女の子,もっと良い順位だと思っていた。厳しい。

だから今度は成田で良いとこ見せたい。

となれば手賀沼は置いといて成田に全力投球か。

ちょっと考える。

7月31日.月曜日.

日焼けが痛い.痛い痛い.

痒い痒い.

ぼろぼろ皮がむける．

1週間たったろ．それが今痛い痒い．火ぶくれでプクプク。たまんないよ．これ．